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硝子に治してもらってから医務室を出ると
廊下で壁に背を預けながら悟が不機嫌そうに立っていた
「遅ぇ！」
「別に待っててと言った覚えないけど」
そう言って前を通り過ぎようとしたら
腕を掴まれ腰を折って顔を覗き込まれた
「･･･まだ顔色悪りぃ」
「そう？大丈夫だけど」
確かにまだ少しふらふらするけど痛いところもないし
でも私の返答に納得いかない顔をして
悟は腕から手首に掴むところを変えて歩き出した
「ちょっとどこ行くの？私帰りたいんだけど」
「一緒に行ってやる」
ん？どこへ？
「送ってやるって言ってんだよ！ほら行くぞ！」
そう言って手首を掴みながら
駅へと向かう悟の背中について行った
この時間の電車は若干混んでいて
いつ見ても溜め息が出る
そして本当に悟はどこまで着いてくる気なんだろうか
電車に乗るとドアの横に私を立たせて
それを囲うように悟が背後に立ち上の手摺りを掴んだ
「すごいね、そこの手摺り持ってんのに肘が曲がるって」
「チビのお前じゃここも届かねぇだろ？」
なんか悔しくて背伸びをして上の手摺りに手を伸ばす
あ、あともうちょいなんだけどっ
くらぁっと急に視界が回って足元から崩れそうになったけどなんとかそのまま立っていられたのは悟の腕が支えてくれてたからだった
「ったく、危ねぇな。掴んどいてやるから、辛ぇならそのまま俺に寄っかかっとけ」
「悟が珍しく優しい気がする」
「はぁ？！俺はいつも優しくしてやってんだろ？いいから、ほらっ」
グイッと腕を引かれたから
そのまま胸にもたれかかった
悟の心音は少し速くて
でもその音がなぜか心地よく感じて
そのまま重くなった瞼を閉じた時
掴まれていた腕が離されて
代わりに腰に腕が回されてホールドされた
いつもなら文句の一つも言うんだけれど
そんな体力も気力もなくてそのまま落ちた
「A？まさか寝た？立って寝るとか器用なやつ。まぁ、俺、役得でしかねぇからいいけど。ちゃんと後で俺の話聞けよ？」
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ガンバ！ - ｵﾓｼﾛｶｯﾀｮｫｵｵ！ (3月28日 11時) (
レス) @page13 id: 77321a7683 (このIDを非表示/違反報告)
おふ(プロフ) - プスメラウィッチ様 コメントありがとうございます！五条落ちでございます。高専五条の勝手な妄想ですが途中で現在の夫婦sideもいれれたらと思ってます。引き続きよろしくお願いいたします。 (2021年5月15日 13時) (レス) id: 727e77f416 (このIDを非表示/違反報告)
プスメラウィッチ - 初めまして、この小説は五条悟オチですか？できれば五条悟オチでお願い出来ますか？続き頑張って下さい。応援してます。 (2021年5月15日 13時) (レス) id: 8685377221 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おふ | 作成日時：2021年5月8日 19時
