4 ページ5
しばらくしてまた高専に寄ったら
案の定あの男がいた
とりあえず無視して通り過ぎようとしたら
「Aちゃん最弱の癖に俺の事無視するわけ？」
呼び止め方他にもあるでしょ？
でもこいつにイライラしたら負けだと
ようやく学んできたので普通に返す
「あら、最強の坊ちゃん。大きすぎて視界に入らなかったわ」
「はぁ？！」
「あ、硝子知らない？一緒に出掛ける約束してんのよね」
そう
私は硝子に用がある
あんたじゃない
「知らね〜。医務室か教室じゃね？」
「そ」
そのまま通りすぎたはずなのに
なぜかついてくる
「なぁ」
「……」
「おい」
「……」
「聞こえてんだろ？！無視すんじゃねえ！」
前々から聞きたい
「私の名前は「なぁ」でも「おい」でもありませんから」
そう振り返らずに言い切ると
「Aちゃん」
「一応私の方が年上なんですけど」
「知らねえよ！弱いくせに！」
あ、そう
じゃそんな私に話しかけるなよ
「…なんで傑や硝子は名前で呼ぶのに俺は呼んでくれないわけ？」
「名前で呼んでるよ？五条悟」
「ちげーよ！それフルネームだろ！」
だってあんた私の事嫌いじゃん
そう言ったら手首をつかまれて体の向きをかえられた
目の前にそびえたつ大男
「…悟」
「は？」
「だから！悟って呼べよ！」
本当にこいつは一般常識ってものはないのかね？
「呼んでほしいのなら五条悟もちゃんと私の事を呼ぶべきじゃない？冥も歌姫も呼んでるじゃん」
どうした？なにも言い返せない？
急にうつむいたけど私の手首は握られたままで
「…って呼ぶから…」
「なに？」
「ちゃんとAって呼ぶから！俺の事も悟って呼べよ！」
顔を上げて言い切った悟は何故だか顔を赤くしていて
その時はそんなに悔しいのかと思っていた
「悟」
「え？？」
「わかったから手、離して悟」
手首は離したけど今度は手を握られて
「硝子探しに行こうぜ、A」
と言ってぐいぐいと私を引きずりながら歩いて行った
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 286人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「呪術廻戦」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ガンバ！ - ｵﾓｼﾛｶｯﾀｮｫｵｵ！ (3月28日 11時) (
レス) @page13 id: 77321a7683 (このIDを非表示/違反報告)
おふ(プロフ) - プスメラウィッチ様 コメントありがとうございます！五条落ちでございます。高専五条の勝手な妄想ですが途中で現在の夫婦sideもいれれたらと思ってます。引き続きよろしくお願いいたします。 (2021年5月15日 13時) (レス) id: 727e77f416 (このIDを非表示/違反報告)
プスメラウィッチ - 初めまして、この小説は五条悟オチですか？できれば五条悟オチでお願い出来ますか？続き頑張って下さい。応援してます。 (2021年5月15日 13時) (レス) id: 8685377221 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：おふ | 作成日時：2021年5月8日 19時
