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悟side
「あいつ誰？めっちゃむかつくんだけど」
「悟知らないのか？A先輩。今年俺らと入れ違いで卒業したはずだよ」
初対面で俺を殴った女なんて初めてだった
その日からなぜか彼女を目が追っていた
対して美人でもないどこにでもいる普通の女
呪力が強いわけでもない、むしろ雑魚
いつも誰かに笑いかけてて
誰かを庇っては怪我をして帰ってくる
「弱いくせに何なのアレ。辞めちまえよ」
見かけるたびイライラして
本気で視界から消えればいいのにって思っていた
でもなぜか目で追っていて
居ないと気になって探してしまう自分がいた
「ちび、いたのかよ。小さすぎて見えなかったわ」
そう言いながらわざとぶつかって見たり
他の奴と話してるところ見かけるとイラつくから
割り込んでみたりもした
ある任務帰りの夜Aを見かけた
驚かそうと思って気配を消して背後に周り
背中を押したらよろめいて転んだ
俺、そんなに強く押したつもりねぇんだけど
「おー小さくて見えなかったわ。最弱ちゃんだからちょっと押しただけで転ぶわけ？ーーーっ」
覗き込んだらAは泣いていて
その
「なに、泣いてんだよ？」
「泣いてない」
「じゃあそれ、なんなんだよ。俺への当て付け？」
「なんでもない」
「泣くなよ」の一言がどうしても出せなくて
泣くのを我慢してるその仕草とかも
めちゃくちゃ可愛く見えて
彼女の頭を撫でた
「何があったか知らねーけど、泣くなら俺の事で泣けよ。それ以外で泣いてるお前見たくない」
「なにその自意識過剰な発言」
「は？」
「あんたの為になんか一生泣いてやんない」
そう言うあいつの手首を掴んで立ち上がらせ
両腕を伸ばした
「俺はAが好「Aー！冥さん目が覚めたよ！」ーだ」
タイミング悪く被せられた言葉に
俺の手を振り払って声のした方へ
あいつは走って行った
一人取り残されて無意識に発せられた自分の言葉に
あいつに惚れてたんだと気付かされた
翌日Aを見つけた
どんな顔で話していいかわかんなくなる
でも何か言わないと
「おい。昨日はブッサイクな顔でぴーぴー泣いてたな？馬鹿は嫌な事もすぐに忘れるってか？」
いや、こんな事が言いたいんじゃない
「最低。大っ嫌い」と紡がれた言葉に俺は
佇むことしか出来なかった
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ガンバ！ - ｵﾓｼﾛｶｯﾀｮｫｵｵ！ (3月28日 11時) (
レス) @page13 id: 77321a7683 (このIDを非表示/違反報告)
おふ(プロフ) - プスメラウィッチ様 コメントありがとうございます！五条落ちでございます。高専五条の勝手な妄想ですが途中で現在の夫婦sideもいれれたらと思ってます。引き続きよろしくお願いいたします。 (2021年5月15日 13時) (レス) id: 727e77f416 (このIDを非表示/違反報告)
プスメラウィッチ - 初めまして、この小説は五条悟オチですか？できれば五条悟オチでお願い出来ますか？続き頑張って下さい。応援してます。 (2021年5月15日 13時) (レス) id: 8685377221 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おふ | 作成日時：2021年5月8日 19時
