†2...カウントダウン† ページ4
Aの成長を素直に褒める円堂に対し妹を褒められて自分の事のように当然だと頷く風丸。
『なんでお兄ちゃんが嬉しそうなの？』
円｢風丸はAの事が好きだからじゃないか？｣
『僕もお兄ちゃんの事大好きだよ？』
円｢いーなー、風丸！こ〜んな可愛い妹がいて！！｣
風「やらないからな？」
『僕守兄のことも好きだよ？』
そんなくだらない、ともすれば取るに足らないような会話でも、この時の僕は何でも楽しくて、三人で笑いあっていた。
そんな楽しかった日の数日後のある日のこと、僕は突然咳が止まらなくなり呼吸困難に陥った。
当然両親は心配し救急車を手配しすぐに病院に運ばれたため、僕は事なきを得た、らしい。
そして病名は、“喘息”だった。
喘息自体は何ら珍しい病気ではない。
ただ、健康な人に比べて気道が狭くなって空気が通りにくくなっていて、炎症がおこっている。
その気道はとても敏感になっており、正常な気道ならなんともないホコリやタバコ、ストレスなどのわずかな刺激でも狭くなり、発作がおきてしまうらしい。
両親はすぐにそれらの事に気をつけてくれた。
幸い二人ともタバコは吸わないので、ホコリを気にしたり、僕がストレスをためないように気を使ってくれていた。
だけど、気を使い過ぎたせいか、母さんはとても疲れたような顔をしていた。
今ならわかる、きっと母さんはこの時からすごく疲れていて、だから、僕のことを捨てようと考えていたのだと。
でもこの時の僕は気づけなかった、日常が崩れ去ることを、幼馴染や家族と離ればなれになる日が来るなんて事も。
着々と離ればなれになるカウントダウンが始まっていた事にも……
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 109人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
練 雛姫(プロフ) - 桐谷快斗さん» 全然いいですよ！リクありがとう御座います！ (2014年12月10日 22時) (携帯から) (
レス) id: 6f946666e9 (このIDを非表示/違反報告)
桐谷快斗(プロフ) - こんばんは！リクいいですか？緑川でプロポーズでお願いします！ (2014年12月10日 22時) (レス) id: 5348c0eed1 (このIDを非表示/違反報告)
練 雛姫(プロフ) - 綵彩さん» いいですね！リク有り難う御座いますm(__)m (2014年12月10日 12時) (携帯から) (レス) id: 6f946666e9 (このIDを非表示/違反報告)
綵彩 - 昔は塩ラーメンという名前でしたが変えました。 (2014年12月10日 1時) (レス) id: 6106d81b36 (このIDを非表示/違反報告)
綵彩 - 初めまして！綵彩と申します！呼び方は何でもいいです！クリスマスの件ですが晴矢達がサンタになるというのはどうでしょうか？ (2014年12月10日 1時) (レス) id: 6106d81b36 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：練 雛姫 x他1人 | 作成日時：2014年11月30日 14時
