不幸と生きる私の日常。 (ページ17)

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友達[貴女side] ページ17

私は、あれからずっと、色葉の事を無視していた

“『友達』になって、もっと沢山話したい”

そんな思いも強いけど、今までしつこかった事を考えるともう少し後で、なんて思ってしまう

…性格悪いね、私

そんな、ある日の事

授業で貧血になった私は、保健室のベッドを借りて休んでいた

しばらくして、血行が良くなり、回復してきた頃

私は無意識に

「…はぁ」

溜め息をついていた

次の言葉を言わなければ、まだ間に合ったかもしれない

でも、私は止まれなかった

「……何で無視しちゃうんだろ？」

ボソっと呟いてから、私はまた疑問を抱える事になった

「何でこんな事言ってるの、私」

後悔しても、もう遅い

そう悟ったのはものの数十秒後

ぺ「っ……えいっ！」

「？!」

色葉を始めとした、四人が一斉に抱き付いて来た

ぺ「Aー？」

耳元で色葉が呟く

ぺ「俺らに離れてもらうには、方法がありまーす」

「…は？」

ぺ「俺達全員を『友達』と認識してくださーい」

「友達認識…」

ぺ「『色葉達を友達にします』はい3！2！1！」

「…っ、私は＿」