不幸と生きる私の日常。

ピンチはチャンス?[ぺいんとside] ページ5

昼休み

今は仁科の所には行かず、たった今好きな実況者の雪猫さんの動画が上がったのを見つけて裏アカ(本名で色葉の名前)でコメントしたつもりだったが＿やってしまった









.









本アカでコメントしていた

既に返信が幾つか来ており、コラボしたことあったっけ？と言われてる


しかも、前から一つの動画にコメントしていたから初めてコメントした、という感じが全くしない




自分の失態を哀しむようにコメント欄をぼんやり眺めていると、後ろから声がかかった


死「色葉さーん！何してるんですか？」

ぺ「ﾋｨｯ! …あ、栞か…ビビッたぁ…」

死「そんなにですか？」


こいつは神崎栞



俺と同じ実況者で、“死神”の名前で活動してる

第一印象は


…物騒な名前の、チビ

といった所


死「ん？何か言いましたか色葉さん？」

ぺ「いや、何もないよ？」

死「ふーん…」

死「話を戻しますけど、何してたんですか？」

ぺ「栞…

　 助けて」

死「え、えぇ？」

ぺ「ねえ、聞いてよ栞!!!」


状況説明


ぺ「ねえこれどうすればいい!？」

死「僕の意見としては、

　 これ、もしかしたらチャンスじゃないですか？」

ぺ「え？チャンス？」

死「そう。色葉さん、ずぅっっっと雪猫さんとコラボ実況してみたいって言ってたじゃないですか。ツイッターとかも使って仲良くなり、いつかはコラボを、みたいな」


栞が考えた作戦は、中々良いものだ

だが、俺は栞をジト目で見た


ぺ「……お前、自分が雪猫さんに会いたいだけだろ」

死「あ、バレた？」

ぺ「バレる」

死「てへ」


俺は知ってる

俺が雪猫さんのを勧めたら、「えこれそんなに面白い？」とか言ってたのに

ドハマリしてた事を！


栞の事だし、俺とコラボ→ゆくゆくは日常メンバー

みたいな事考えてるんだろ

馬鹿だな(辛辣)


ク「栞は馬鹿だね…」

ぺ「うんうん…

　 ってうわあ乃亜さん！いつから!」

ク「最初から色葉のスマホ横から覗いてた」

ぺ「まじか気付なかった」

死「気付いてなかったんですかっていうか馬鹿ってひどい！」


この人は黒田 乃亜

日常組が誇る自由人



乃亜さんと一緒に一度考えてみたものの、結局いい案は出なかった




でもまぁ









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茶番しつつも付き添ってくれた二人に感謝

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