43話。 ページ2
氷月side
「待って！優愛！！」
________心絆ちゃん、来ちゃダメ！生贄にされる！！
「だったら僕がなる！優愛は生きて！」
________ダメだよ。心絆ちゃんはまだやることがあるでしょ？銀炎心絆として。
「うっ…でも！優愛がいなくなるのは！嫌だよ！行かないでよ！！」
________私だって…心絆ちゃんと別れたくないよ。でも、北君と白黒つけてないでしょ？
私がいなくなっても、心絆ちゃんは生きるんだよ。
「うぅっ…ひっぐっ…優愛ぁぁぁ…嫌だよぉ…行かないでよ…」
________もう、全く最後まで…ふふ…はい。これ。私だと思って身につけて。
後、Aの事、よろしくね。心絆ちゃんのフルーツタルト、作ってあげて。
優愛は、闇へ飛び込んでいった。
「う、うわぁぁぁぁぁぁ！！！！！優愛ぁぁぁぁぁぁ！！！」
ーーーーーー
氷月「……優愛？って。夢かぁ。」
頬に泣き跡があるのがわかる。そして手に温かい感触。手を見てみると。
西谷「…………すぅっ…心絆……」(( _ _ ))..zzzZZ
私の、大好きな人。え？ちょっと！？
西谷「……心絆…だいしゅき……んっ…」
氷月「………はい？」
ちょっと待て。僕もノヤ君のこと好きなんだけど！？
もしかして…これって……
氷月「……両思い、だよね…」
西谷「誰と？」
うぉ。起きてたの？いつの間に？さっきから3秒くらいしか経ってないけど？←
ノヤ君と。なんて言えず。
氷月「…好きな人と！だよ。」
そういった瞬間、ノヤ君はどこか悲しそうな顔になった。
西谷「おう！良かったな！告白できるように頑張れよ！」
そういった瞬間、ノヤ君はダッシュで保健室から出ていった。
氷月「う、うん…！！……僕、頑張るから。」
聞こえないような小さな声で、自分に言い聞かせるように、胸に誓った。
ノヤ君が泣いているなんて、気づきもせずに。
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みゅーか(プロフ) - 雫さん» ありがとうございます、そういっていただけて嬉しい限りです……！これからも頑張ります！ (2019年10月17日 17時) (
レス) id: d948733c54 (このIDを非表示/違反報告)
雫 - とても面白いです！続きが気になるので更新頑張ってください！ (2019年3月17日 15時) (レス) id: 52b2f1d4d3 (このIDを非表示/違反報告)
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