拾陸−妹との再会 ページ18
Aside
緋鶴「改めまして・・・」
緋鶴は私から離れると、刀を地面に置き、行儀良く正座する。
縁側には何事かと短刀以外の刀剣が集まり、その中に三条もいた。
緋鶴「この度姉上にこうしてお会いできましたこと、誠に嬉しゅうございます。
姉上が郷から消えたことを耳にし、こうして会えるまでは胸が張り裂けんばかりの思いでおりました。ですが、健やかなその御姿を見られたことに、
私は・・・とても感激しております。よくぞご無事で・・・っ！」
そう言うと、深々と頭を下げた。これ程までに私の事を・・・。
A「私はお前が無事でいてくれればそれでいい。・・・ありがとう、私を探しに来てくれて」
緋鶴「姉上・・・」
A「今は普通の呼び方でいい」
緋鶴「・・・はい、お姉ちゃん」
鶴丸「こいつは驚いた・・・妹が来てたなんてな」
小狐「それに、A殿と姉妹であるからか、お美しい方ですな」
鶴丸「おっ、何だい君出逢って早々に一目惚れかい？」
小狐「なっ・・・べ、別にそういう訳では・・・！／／／」
鶴丸「君、顔赤いぞ・・・」
A「それで、何故ここに・・・？」
緋鶴「決まってるじゃない！お姉ちゃんを連れ戻しに来たんだよ！」
加州「なぁんだ、迎えに来てくれたんだ。A、良かったじゃん」
A「・・・・・・」
三日「A、どうした。顔が暗いぞ？」
A「・・・・・・いぞ」
緋鶴「え？」
A「私は帰らないぞ。もうこんなのうんざりだ！」
私は声を荒げた。その場にいた刀剣男士達は目を丸くする。
私は、緋鶴が此処に来た理由を知っていた。
私は嫁入り前の姫であり、古志郷にいた時は、何人もの男性が私に求婚してきた。
しかし、所詮は容姿だけで決められたものに過ぎない。
私は容姿だけで決められるのが嫌だった。
こんな美貌、なければいいのに。そう思った時期もあった。
だから面具で顔を隠すようにしたのだ。
そして、郷から逃げ出した。
緋鶴「お姉ちゃん・・・」
A「緋鶴・・・お前はまだ分からないかもしれないが・・・。
これ以上は耐えられないんだよ・・・。お母さんがどんな気持ちで私に相応しい婿を選んでくれたのかはよく分かる。でも、それでも嫌なんだよ・・・」
三日「・・・それで、この本丸に迷い込んだというわけか」
A「・・・・・・あぁ」
緋鶴「・・・分かったよ、お姉ちゃん」
緋鶴が、何かを決意したような顔で私の顔を見た。
A「緋鶴・・・？」
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月詠 - 十六夜さん：そのつもりでおります。三日月との絡みが終わったら、妹編のも書くつもりです。応援ありがとうございます！(*^^*) (2018年6月9日 9時) (
レス) id: 582adc564d (このIDを非表示/違反報告)
十六夜 - 続きが早く読みたいです！！三日月落ちでしょうか？それなら嬉しいです！早くくっついてイチャイチャしてください！更新、頑張って下さい！！！！！！ (2018年6月8日 12時) (レス) id: 625c8539c6 (このIDを非表示/違反報告)
月詠 - すみません！！私情により消していまいました・・・。でも、続編はいつか書きますので！！本当にごめんなさい！！ (2017年3月20日 14時) (レス) id: 7bbf861788 (このIDを非表示/違反報告)
のん民(プロフ) - あのぉ…。続編のページに行けなかったです。作者さん、消されたんですか？見たいのですが…。 (2017年3月19日 14時) (レス) id: 162b78bfbd (このIDを非表示/違反報告)
月詠 - すみません、石切丸の話し方ってこんな感じだった気がしたので・・・。馴染むような話し方が書けるよう勉強したいと思います。 (2017年2月21日 19時) (レス) id: 3dbe8e6356 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月詠 | 作成日時：2016年12月4日 21時
