雄英高校二年の私の日常【ヒロアカ】 (ページ5)

今日:3 hit、昨日:0 hit、合計:835 hit

04 ページ5

鎖拉「ねぇーあっかりん！ここ教えてー！」

『もう…、鎖拉はやれば出来るんだから、もう少し勉強すればいいのに…。
見せて、どこかしら？』

彼女は二年で初めて知り合った、番鎖拉(つがいさら)。
個性は名前の通り鎖。拘束系の個性で、
身体能力が高くて戦闘センスはピカイチなのに、
どうも勉強が疎い。

鎖拉「えへへー！えとね、ここ！と、ここ！」

『あぁ、ここ難しかったわよね。
………だから、この方程式を使うのよ』

鎖拉「そこまではわかったんだけどさー！」

『ここひっかけみたいで面倒だものね…;
て事で、ここで最終兵器よ…!!!*』

皆には内緒ね、と呟いて、私がたまに使う裏技を教えてあげた。

鎖拉「凄い凄い！解けたー！ありがとうあかりん！」

『いいのよ鎖拉。いつでも聞いてね*』

そうこうしてると自習時間も終わり、昼食時間。
基本一人で食べる私は、今日はどこで食べようかと思考を巡らす。

鎖拉「おーいあっかりん！お客よー！」

『鎖拉声が大き…、あ、二人共…』

ドアを見ると、朝に見た梅雨ちゃんと轟君が。
そうか、ご飯食べよって言ったもんね…

轟「先輩。」

梅雨「ケロ…、お昼一緒に食べたいなと思って…。
迷惑だったかしら…？」

『んーん、とっても嬉しいわ*』

ふっと微笑むと、二人も嬉しそうに笑ってくれる。

------------

『轟君は相変わらずお蕎麦大好きね…、
梅雨ちゃんのも美味しそう*』

梅雨「ケロケロ*良ければ一口どうかしら？」

『あら、いいの？*じゃあお言葉に甘えて…』

女の子同士で食べさせあいっこするこの光景で、
食堂はほんわかとした空気に包まれていた。

轟「…先輩。…」

『……あぁ、成る程ね…。ん*、あーん』

轟「……ん。旨ぇ…」

お昼から幸せな二人に、食堂の雰囲気は更に柔らかさを増したそうな。