雄英高校二年の私の日常【ヒロアカ】 (ページ3)

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ｸﾗｽﾒｲﾄ「あかりんおはー！」

『あ、おはよう～。…ねぇそろそろあかりんて止めよ…？いい歳して恥ずかしいわ私』

ｸﾗｽﾒｲﾄ「あかりんはホント精神年齢いくつ」

『さ、分かんないわ*

…あ。あれ…？スマホ無い…。』

ｸﾗｽﾒｲﾄ「え、マジ？それってヤバくないか」

『ヤバいわ物凄く…おかしいなぁ、朝ちゃんと入れたのに…。落とした…？』

本格的にどうしようか。HRまで残り十分程度。
探そうにも出来ないこの時間帯。せめて校内に落ちてたらよかったんだけど…

ｸﾗｽﾒｲﾄ「あれ？…あかりん！可愛いお客様だよー！」

『だからあかりんやめ…、…て、梅雨ちゃん!』

確かに可愛いお客様。

梅雨「ケロ…、少しだけいいかしら。Aお姉ちゃん。」

『えぇもちろん*…あ、あっちに行って話しましょうか。梅雨ちゃんの教室に近い方が良いわ。』

梅雨「お気遣いありがとうお姉ちゃん。」

ｸﾗｽﾒｲﾄ「あかりん行ってらっしゃいー！」

『うん、行ってきます。』

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『それで？どうしたの梅雨ちゃん。貴女が二年の教室に来るなんて珍しいけれど…』

一年ヒーロー科の教室の近く、梅雨ちゃんとお話する。困り顔も可愛いわ梅雨ちゃん…

梅雨「ケロケロ…。…その、これを届けようと思って…。
それと、謝りに来たの私。」

梅雨ちゃんの大きめの手から受け取ったのは、
弟とお揃いの白いスマホケースに入ったスマホ。

『やっぱり落としてたか～;;
ありがとうね、梅雨ちゃん。お姉さん助かっちゃった*』

よしよし、と頭を撫でてあげれば、嬉しそうに手にすりすりと近づく。何この子可愛い。

梅雨「私、これが無いとAお姉ちゃんが困ると思って…。
急いで取り返したの。でも…」

『ん、待って待って。取り返した…って、誰から？』

そう聞くと彼女は控え目に、1-Aと書かれたクラスのドアを指差した。

……黄色い髪の男の子と、ぶどうみたいな子。
他にも何人か、男子生徒が気まずそうにこちらを見ていた。

梅雨「ケロ…。あそこの男の子達が
先に拾ったみたいで。Aお姉ちゃんは普段、ロックを掛けないでしょう…？それで…」

『あぁ…。そういう事ね。

別に大丈夫よ？*だからそんな深刻そうな顔しないで、梅雨ちゃんは笑った方が可愛いんだから。』

「え、えーと…。…何かすみませんした」

黄色の髪の子が謝りにこちらへ来た。

『いいのよ。見られて恥ずかしい物なんて無いし。
拾ってくれてありがとうね!*』

その子の頭もよしよした。