貴「第15」奏「よ、娘。アタシは男の子が欲しいな」貴「……あんたら夫婦揃ってアメリカに行って帰ってくるな!」奏「大丈夫だ。律紀も同じだからな」貴「親父…………一回三途の川でも見てこいよ、真面目に」 ページ34
すみません、一気に飛びます。
ーーーーーーーーー
春高・準決勝。
青葉城西vs烏野
いつも通りの皆んな。
緊張なんて、感じられない。いや、本当はしてるんだろうけど、今やれる最善の事をやっている。
及「樋野ちゃん………全員の背中に、1発ずつ頼んでもいい?」
貴「……分かった」
及川が1発頼むって言うのは、叩いてくれと言う事。
何故か、頬が緩む。
何でだろう。まだ、最後の試合じゃないのに。
皆んなで、全国に……行くんだ。
バシィッ、と言う音が連続で鳴る。
烏野や、試合を見に来た人達は固まった。
そりゃそうだろうな。マネが選手ぶっ叩いたら。
でも、これは頑張れと行ってこいと言う言葉を込めたもの。選手やコーチ、監督は皆んな知っている。
貴「全力で、いつも通りに1人ひとり輝いてこいっ!」
全−「オッス!!」
烏野とは、フルセット。
第3セット目終盤。
デュースを取れるかと言う所。
……。
結果は、惜しくも負けだった。
最後、及川は影山に何か言っていた。
どうせ、調子に乗るなとかだろう。
貴「あっという間、だったな……」
バスに荷物を運び入れているとき、若利の声が聞こえた。ついでに、及川の声も。
及「–––とるに足らないこのプライド、絶対に覚えとけよ」
あーあ。
カッコつけちゃって。まぁ、普段のチャラさがなければイケメンの部類だとは思うけどな。
及「烏は群れで大きな白鷲さえ殺すかもね」
貴「それは納得できるな」
牛「A……」
貴「まぁ、そう言う事。あまり、周りを下に見ると足元をすくわれるよ」
及「全くー、いい所持ってっちゃうんだから!」
ウゼェ。さっきまでの及川はどこにいったよ?
貴「あ、そうそう。3月3日、俺結婚するから」
牛「……。そうか」
及「ぇぇぇえ!?!?」
貴「及川うるせぇ。ちゃんと、祝いに来てよ」
牛「分かっている」
若利はぶれねぇな。
ま、そこが若利のいい所でもあるんだがな。
貴「及川、監督が早く戻ってこいって」
及「そう?んじゃ、帰ろうか」
貴「おう」
貴「第16」作「なんだかんだで続いたね、この作品」貴「テメェがスランプにハマらなきゃもっとかけただろうがな」作「ゔ、痛い所を・・・まぁ、新作はそうならない様にしたいね」貴「計画立てればいいだろうが、アホ」→←貴「第14」律「俺の愛娘ぇ〜♡」貴「タヒね、クソ親父」律「グエェッ!!だから、何で蹴るんだ!?」貴「ウザいから。それ以外に何があんだ?」律「奏多ぁぁぁ!!娘が反抗期だよー(泣」
4人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:結乃栞 | 作成日時:2019年10月22日 14時