江&貴「No.22」 ページ24
IH決勝から数日。
あぁは言ったものの、少し自信が無くなってきた。
何故なら、
貴「先輩方？俺の学年知ってていってます？」
岩「頼む！！長戸先生に樋野には3年の勉強も叩き込んであるからって言われたんだ！」
貴「あんの鬼畜師匠、この野郎」
二週間後にある期末テストで、赤点を取りそうな人が多いからだ。
バレー以前に、この人らの頭ん中はどうなってんだ。
貴「はぁ、分かりました。教えますから、1年の教室前で3年全員で土下座せんで下さい。周りの目が痛てぇです」
及「ありがとう！樋野ちゃん！！」
貴「コーチに言ってきますから、とっとと自分の教室に帰りやがれ下さい」
花「それは敬語じゃねぇぞ」
貴「とっとと戻れよ」
貴「––––––と、言うことがありまして」
入「そうか。明日から丁度テスト期間で部活無しだからいいんじゃないか」
溝「俺もそう思うな。赤点取ったら夏の合宿にも響くし」
貴「は？いつですか、それ」
溝「ん？夏休み初日から最終日の１週間前までだ。及川から聞いてないのか？」
貴「そう、ですか」
ちゃんと伝えろよ、クソ及川。
あとでシバく。
次の日。
何処でやるのか話し合った結果、俺の家になった。
意味わからん。
教えるのは3年だけだったはずなんだが、国見と金田一がいる。
まぁ、金田一からは教えてほしい所があるって言ってたからいいが。
何故いやがる、国見英。
お前寝てても5位以内に入ってるだろ。
貴「はぁ、なんか大所帯になったし………」
岩「すまん」
貴「岩泉さんに謝られたら責める事も出来なくなりますよ」
及「ねぇねぇ！樋野ちゃんの家ってどんな感じ？」
貴「別に何のへんてつもない家。まぁ、父が父だからなんとも言えんが。着きました」
3年、国、金「「「え、」」」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 6人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：結乃栞 | 作成日時：2019年7月25日 22時
