貴&渡「No.21」 ページ23
(決勝は、特に何も無いので飛ばします)
決勝は、白鳥沢の勝ちだった。
皆んなの顔は暗く、光が無い？
貴「お疲れ様でした。見てて思った事、いつもの様にノートに書いてあります。それぞれの課題も書いてあるんですが、何か思う事があったら言って下さい。コーチと話ます」
及「……何で。……何で平気なの？」
貴「あ？負けたのに平気なワケねぇだろうが。テメェらの頑張りを1番近くで見てきて、怪我をしたままでも練習しようとして、オーバーワークをやる人が増えて。俺が出来るのは支える事。それしか出来ないんだ。そう言われても仕方ない。……頭に来るかもしれんが逆に聞く。ここで、テメェらは終わりか？ここで、全てが終わったのか？もう一度、戦える場があるだろうが。それを諦めて練習がグダグダだったら全員一回三途の川でもみてみるか？ここで負けた！なら、悔しさを！今思っている後悔を、強くなる為に繋げろよ！！若利負かすんだろ！？ウジウジしてたって何も始まんねぇんだ。そうじゃねぇのか？」
青城–「「「！！」」」
今まで暗かった皆んなの顔が少しだけ、明るくなった。
岩「そう、だな。負けた事をいつまでも悔やんでたってなんもねえ。もっと、強くなる為に練習しねぇとな！」
及「……樋野ちゃん、ありがと。そうだね。今回は負けた。次は勝てるかもしれない。その為には練習するしか無いね！」
貴「『かも』じゃねぇですよ。『勝つ』だろ。ただし、今日明日はちゃんと休む事。練習・オーバーワークなんかもってのほか。やろうもんなら………俺が三途の川を見せにいくからな(黒笑」
青城–「「「オッス！！！」」」
本当に分かってんだか………
まぁ、いいか。これも、次への階段だ。
溝「やっぱ、樋野はすげぇな。あんなにズバズバと………」
貴「……コーチ？師匠にシバかれたいですか？」
溝「ゴメンナサイ」
まぁ、江理子のブラックリストには載ってるから、背後にはお気をつけて。
さぁて。
俺も頑張ってメニュー考えますかね。
あ、その前にテストあるやんけ。
国見に勝と。
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作者名：結乃栞 | 作成日時：2019年7月25日 22時
