検索窓
今日:12 hit、昨日:1 hit、合計:10,747 hit

貴&国「No.13」 ページ15

〜練習試合当日。

バカ主将は現在病院に行ってない。
何がしたいんだ、及川は。


入「樋野、そろそろ烏野が来るころだろう。案内役、頼む」

貴「はい、分かりました」


どんな人達か、観察しておかないとなぁ
多分、白鳥沢に当たる前の絶対的障害になる可能性がある。

《変人速攻》

偵察に行った時に見たけど、まぁ、あのままならなんとか出来ると思う。
及川もそう言うだろうな。

バスが一台入ってきた。
ぞろぞろと黒い集団が降りてくる。
そこに、夕の姿はなかった。


貴「烏野高校の方ですね。私は、マネージャーの樋野と申します。今日はよろしくお願いします」

主将っぽい人「あ、いや!こちらこそ!引き受けていただいて」

貴「では、案内いたいます」


次に聞こえてきたのは、アイツらの声だった。


奏、十「「姐さん!!お久しぶりです!!」

貴「うるせぇ。つか、何でいる」


奏雅と十葉だ。
2人は九十度に近いくらいにお辞儀をした。


奏「いやー、姐さんも部活入って聞いたんで俺も入ろうかな?的な感じで」

十「知り合いが2年にいるから教えてもらったんだ。まぁ俺らも、実際にこの人達のバレーを見てやりたくなったんだけどね。姐さんが言ったのもあるけど」

貴「長い説明をありがとう。でも、さぁ?こんな人が大勢いる所でさっきのは……ねぇんじゃねぇか?あ”ぁ?」

奏、十「「す、すみません;;;」


全く、何が「姐さん」だ。
こっちの羞恥心も考えてくれ………
呆れてものも言えん。


爽やか「え、荒垣達と知り合いなの!?」

貴「あー、まぁ。移動しながら話しましょう。知り合ったきっかけは、こいつらがカツアゲしてた所に出くわしまして。私がシバきました。以上です」

メガネ「本当に女子何ですかwww」

奏「おい、月島テメェ!!姐さんを侮辱する様な事言ったら俺が殴るからな!!」

貴「テメェは一回黙れ」


後頭部にチョップをいれる。
思いのほか、痛かったのか頭を抱えて悶絶している。
いい気味だな。

ん?………烏野、足りなくねぇ?


貴「あの、人数。減ってません?」

主将っぽい人「え?あ!田中!!目を離した隙に!!」


どこにでも問題児はいるのどな。
十葉、笑ってないで奏雅をどうにかしろ。


貴「何てシュールな光景なんだろうか」


俺はそう思った。

貴&金「No.14」→←貴&江「No.12」



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (3 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
6人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:結乃栞 | 作成日時:2019年7月25日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。