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JSサイド
妹が欲しかった僕にとってAの存在は大きかった。
「シュアオッパは韓国のお兄ちゃんだよ〜」って言われた時はもうほんとに空を飛べる勢いで。
どこの誰にでも愛想を振りまくわけじゃなくて、僕達にだけに見せる表情が幾つもあって優越感に浸ったり。
そんな妹が僕の前からいなくなる？そんなの考えられない。
「シュアオッパ、一度も言ったことなかったけど同室になってくれてありがとう。私はたまにこんなにも幸せなのに寂しく感じることがあったんです。
あー家族に会いたいな〜お兄ちゃん達仕事どんなんだろ〜とかふと考えて、でも会えないな〜って勝手に落ち込んで。でもそんな時隣には絶対オッパが居てくれましたよね。
“A、次日本に帰ったらどこに行きたい？”って聞いてくれたり、“Aの地元行ってみたい”って言ってくれたり。
それに私が答えたら“僕も行きたいな〜日本綺麗な所ばっかでいつも自由時間が足りないんだよ”なんて褒めてくれて。」
Aが自分のことを表舞台でAと言うのは今日が初めてだ。私生活でAと呼んでいても表で話す時はレマに変換して話してた。
急にAがここから居なくなることに対する現実味が帯び始める。すごく嫌だ。
「私はオッパが辛い時、しんどい時、同室のメンバーとして何か出来てたかな、、。それが心残りです。与えて貰うばっかだった気がして。
オッパは凄く心が広いから、何か嫌だと思うことがあっても“そういうものなんだ”って受け入れちゃうよね。いつか飽和状態にならないか心配です。年下だけど心配です。
周りを大切にしている分、自分のことも大切にしてあげてね。」
それはAじゃないか。ずっとずっと周りの人、周りの為に自分の身を削ってまでも動いてた。
同じ会場に今いるはずなのに、なんで僕はAの隣に居ないんだろう。なんで行けないんだろう。
JS「…マネヒョン、どいて」
マネ「、無理だ。」
JS「いいからどいて」
マネ「ダメだ」
JS「どいてって！！！！！同じ会場にいるのに何でAの手を握らしてくれないんだよ！！！！！」
SG「っ、、」
ここまで僕が声を荒らげたのは初めてだった。
マネ「俺はAとの最後の約束を果たす義務がある。」
涙目のマネヒョンを見て、あぁこの人もやりたくてやってる訳じゃないんだと思った瞬間しゃがみこんでしまった。
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Ha_yoha(プロフ) - 作者さんの書きやすいほうでいいと思います:) (2020年5月3日 18時) (
レス) id: 9bc1c45fb4 (このIDを非表示/違反報告)
きゃんばす(プロフ) - Ha_yohaさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます泣 かなりの不定期更新となってしまってますが最後までお付き合い頂けると嬉しいです。これかもよろしくお願い致します！ (2020年4月28日 3時) (レス) id: 2dd40e7b69 (このIDを非表示/違反報告)
Ha_yoha(プロフ) - 女の子の力強い説得力のある言葉一つ一つが、見ててすごくあったかい気持ちになります！これからの更新も楽しみにしてます。無理しないで更新してください！待ってます！ (2020年4月21日 10時) (レス) id: 9bc1c45fb4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きゃんばす | 作成日時：2020年3月24日 20時
