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JHサイド

さっきから淡々と話すA。今まで見たことの無い表情をしていて心が追いつかない。



「ハニちゃん、ごめんなさい。ハニちゃんはきっと怒ってるよね。何も相談しなかったこと。あと悲しんでるよね。信頼されてなかったのかと。それは違うよ。」


Aはなんでもお見通しみたいだ。



「アンチのことも休止することも相談しなくてごめん。相談したらアンチへの対策も一緒に考えてくれたし、休止も止めてくれたよね。だけど私は相談したところで休止を取り消そうとは思わないから相談しなかった。それに、最後までハニちゃんと笑って過ごしたかったの。


ハニちゃんとメンバーに内緒で夜遅くにケーキ食べながら話したの楽しかったな。その時間が私にとって凄く癒しでした。」



それは俺だってそう。夜中に絶対太る甘いものを2人とも得意じゃないのに食べながら少し重たい話から他愛も無い話まで。沢山話した。

俺にだって癒しなんだ。Aが居なくなったとしたら、俺の癒しはどうなるんだよ。




「それにオッパはいつでも私の味方で居てくれたよね。私が歌うのが嫌だ、踊るのが嫌だ何も上手くいかないならいっそ消えてしまいたい。そう言った時も“Aは居なくなっちゃダメだよ。上手くいかない時こそ俺らがいなきゃでしょ?頼らなきゃ勿体ないよ?笑”って言ってくれた。

オッパのおかげで何度も心救われたし、明日からも頑張ろうって思えました。」



そんな全部の文を過去形にして言うなよ。
これからも一緒に歌うし踊るだろ。俺がちょっかい出しすぎてAが拗ねるお決まりの流れもするだろ。



「ハニちゃん、ハニちゃんは優しいからこれから私が居ないことを寂しく思ってくれるだろうなと思います。


私が居なくても絶対に大丈夫です。もっと自分を信じてあげてください。ハニちゃんは自分が思ってる以上に強くて優しいよ」



真っ直ぐ前をみて言ったA。



2人で話す夜はもう来ないのか。2人で泣く日はもう来ないのか。辛くてしんどい時そっと暖かく抱きしめてくれる愛おしい人が目の前から居なくなるのか。



急に目の前が真っ暗になる感覚に陥った。

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設定タグ:セブチ , SEVENTEEN , 紅一点   
作品ジャンル:タレント
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Ha_yoha(プロフ) - 作者さんの書きやすいほうでいいと思います:) (2020年5月3日 18時) (レス) id: 9bc1c45fb4 (このIDを非表示/違反報告)
きゃんばす(プロフ) - Ha_yohaさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます泣 かなりの不定期更新となってしまってますが最後までお付き合い頂けると嬉しいです。これかもよろしくお願い致します! (2020年4月28日 3時) (レス) id: 2dd40e7b69 (このIDを非表示/違反報告)
Ha_yoha(プロフ) - 女の子の力強い説得力のある言葉一つ一つが、見ててすごくあったかい気持ちになります!これからの更新も楽しみにしてます。無理しないで更新してください!待ってます! (2020年4月21日 10時) (レス) id: 9bc1c45fb4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:きゃんばす | 作成日時:2020年3月24日 20時

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