クレマチス2【SVT】

17 ページ17

MGサイド


小走りでAの元へ駆け寄るとそこにはドームのステージ模型とセットリストを書いたホワイトボード、黒、赤、青のボールペンで細かく書かれた照明に関する紙が大量にあった。




MG「すご、、」




「ね、この模型凄いよね。今は日本語バージョンのGood to meの照明を考えてるの。」




模型だけじゃなくてAがしてること全てにすごいと思ったんだけどな、笑。





スタッフ「今まで通り同じトーン使ってもいいと思うけど？」




「いや、ドームの規模になるとあんまり照明は暗くしたくないんですよね。アリーナだと暗めの照明を使っても踊ってるのは見えたと思うんですけど、
ドームは距離的に見えない、見にくい席があるのに更に照明を暗くしちゃうとモニターに映したところで見えないんですよきっと。」




スタッフ「うーん、、」




「なるべくカラット棒を活用したいんでカラット棒の色を暗くするとかいっその事消すとかしたいですね。で元のステージ照明は白とか使ってメリハリをつける感じで。」





スタッフ「全部白？」




「いや、メンバーが居ないところは赤とか暗めのオレンジとかを真下に向けて、これセンステで踊るからセンステ上の照明だけ全部内側に向けてもらって白にしましょう。色変えるタイミングとかはまた後で詰めます」




MG「話の流れが早いし凄すぎてついていけない、、」





スタッフ「僕達もついて行くのにやっとだよ。業界用語も沢山知ってるし。」




「ベテランが何言ってるんですか笑。すいません1回練習に戻るので他の曲1回考えといて頂けますか、また戻ってきます！ミンギュ行こ」




スタッフ「たまには休憩しろよー」




「はーい、じゃあお願いします！」



そういうとさっきの絵コンテと照明の紙、特効の紙、セットリストを手に持ってメンバーの元へと向かう。




「後でまた照明のとこいくからミンギュの意見もちょうだい」




MG「え、？」




「え、嫌だった？てっきり興味あるのかと思ったんだけど。ミンギュオシャレだから衣装の方がいいかな」




MG「してみたいけど、邪魔にならない？」




「ならないよ。ていうか照明も特効も衣装も来て欲しい。興味あるならどう？そろそろ誰かにも携わってもらおうと思ってたんだよね〜」




MG「わかったやる！」




Aと作業できるならやるしかないでしょ！！！僕もウジヒョンやホシヒョンのようになるんだ！！！

18→←16

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す