俺らのお姫様 2 (ページ23)

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眠り姫ページ23

Kosei. H side

『こーせ、髪...』

檜「まだ湧たち来てないからいいよ笑」

英単語帳を片手に俺のところにやってきたのは

喋る言葉が全てひらがなで聞こえそうなほどぽわぽわしてて眠そうな○○

俺にヘアセット頼む時は大概テンションを上げたいときか眠くて自分で出来ないとき

今回は後者かな、笑

檜「リクエストは？」

『ない...』

檜「ん、じゃあ寝ていいよ」

『やだ、勉強するの、、』

いや、お嬢さん

今にも寝そうな人が何言ってんの

そんな想いは当然届くことはなく、目の前でぶつぶつと英単語を暗記していく○○

んー、サイドの編み込みやってあげようかなぁ、

クシとゴムとピンで綺麗にスタイリングをしてあげる

後で俺も編み込んで一緒にしちゃお

一通り後ろ髪が終わって、今度は前髪

檜「いや、結局寝てんのかい笑」

集中しすぎて気づかなかったけど、この人夢の中へ旅立ってました

寝てるけど英単語帳は手に持ったまま

どんだけ勉強したいんだか笑

○○は寝てても動かないから、逆にこっちの方がスタイリングしやすいんだよね〜

本人に言ったら怒られるから言わないけど、

サッと熱を通して○○のヘアセットは終了

時間も本番40分前でちょうどいい時間

檜「○○〜、セット終わったよ。今からメイクするんでしょ？起きな」

『んっ、、、』

檜「いや、寝んな！！」

目をぱっちりさせたと思ったら、もう一回目を瞑ろうとするから慌てて起こす

檜「ほら、隣の部屋でメイクしておいで。湧とかいるんじゃない？」

『はーい、』

とぼとぼと歩いて部屋を出てく

あいつ寝ぼけててヘアセットのこと忘れてるし笑

まぁ、隣の部屋から "え！！光成すごい！！！" なんていう○○の声が聞こえたのは言うまでもないよね