…謎メール。 ページ3
朝。
うるさいアラームに起こされて、
ドタバタとしている私。
パンを口にくわえて、
ジャケットを整えながらテレビを見ていると
アナ『先程、Hey!Say!JUMPが出演する新CMが届きました』
カッコいい男の人達。
その中でも一際目立っているこの人。
「…山田さんの彼女になれたら幸せ過ぎるね」
そう、ポツリと呟いた。
何でこんな事が言えるのかって?
それは、
私が彼の素を知っているから。
「やば!時間っ」
スマホを取りに寝室へ行くと
昨日の香水を見つけた。
「忘れてた…!」
急いで香水を付けて、
家を出た。
と、その時。
ピロンッ…
突然鳴ったメール通知。
スマホを見ると、
「何、これ…」
[北條Aさん、香水を使っていただきありがとうございます。
この度、この香水を使われました事として、願いを1つ叶えます。
貴女の願いは “山田 涼介の彼女になる” です。
期限は今日一日のみ。貴女は彼の彼女となります。
しかし、明日には彼の今日1日の記憶は無くなるので
ご注意下さい。
決して、誰にもこの香水の事を話さない事。
幸せな1日を、お過ごし下さい]
何で願いが、山田さんの彼女になる事?
あ、
さっき呟いたからか…。
私、こういう事は結構信じる派。
だけど流石に、
アイドルの彼女になるのは…。
それに、今日仕事だし。
「おはようございまーす」
先輩「おはよ。先に楽屋行ってて」
「はい」
私は事務所の奥へと進み、
部屋へ入る。
「おはようございます」
宏太「おはようございます」
慧「おはよー」
裕翔「おはよーございます」
侑李「おはよう」
9人の男子が一斉に、私に挨拶を返してくる。
これでわかっただろうか。
私の職業はマネージャー。
Hey!Say!JUMPというアイドルグループの
アシスタントマネージャーです。
そっと、奥の方を見ると
山田さんは筋トレをしていた…が、
私を見つけた途端、
「A!おはよー」
抱きついてきた。
「えぇ!?」
マジか。
名前呼びからのハグ。
これ、あのメール
マジなんじゃ…。
「おはよーございます」
慌てて返すと、
「何。
いつもは抱きしめ返してくれるのに」
拗ねたように、耳元で囁いた。
「…っ」
間違いない。
あの香水は、
本物だ。
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苺 - 残酷だね。悲しくなってきた。 (2018年4月29日 12時) (レス) id: fa3634e840 (このIDを非表示/違反報告)
ユーリん★(プロフ) - いちごJUMPさん» ありがとうございます!!これからの展開もお楽しみに! (2018年4月29日 9時) (レス) id: 5af0b7fd3c (このIDを非表示/違反報告)
いちごJUMP - 悲しい(ノ_・。)けどキュンキュンする!!! (2018年4月28日 23時) (レス) id: b07390519b (このIDを非表示/違反報告)
苺 - 山可愛い。。名前で呼んでもらった津と木野山がかわいすぎる (2018年4月21日 18時) (レス) id: 4cf21542dd (このIDを非表示/違反報告)
ユーリん★(プロフ) - 苺さん» だろだろ!! (2018年4月20日 16時) (レス) id: be5f007e09 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ユーリん★ | 作者ホームページ:https://twitter.com/eH8iD7OPfcbdErP?s=17
作成日時:2018年4月20日 6時