衝撃事実、発覚。 ページ4
大「それ、『い ち に ち 彼 氏』ってヤツだよ、多分。」
「え?」
大「俺もね、あれの被害者なんだ」
「えぇ?」
大「二ヶ月前くらい、かな。帰り道に貰った香水がキッカケらしくて」
「…そう、だったんだ」
大「でもA、さっき泣いてたのは…?」
「ん〜、なんて言うのかな。現実を知った絶望感?みたいなのが胸に広がって」
そう答えると、大貴くんは小さく笑った。
「?」
大「あぁ、俺もあった。」
「え?」
大「仕事中なのに、元気でなくて」
…それ、覚えてる。
二ヶ月ほど前、いつもはパワフル過ぎる大貴くんが
すごく落ち込んでいて、みんなで心配したんだよね。
でも、次の日はいつも通りだったし、全然気にしてなかった。
大「俺は彼女の事が好きなのに、彼女は俺との思い出を忘れてる。
そんな残酷な事ってないよね」
「…はい」
大「でもね」
大貴くんは続けた。
大「俺の好きな人は、俺がほぼ毎日会える人なんだ。
だから、決めたんだよね。“ 一からやり直す ” って。
また新しく、思い出を作ればいいんだ、って」
「なるほど…」
でも
「私には無理、だよ……」
大「何で?」
そう言うと、大貴くんは私のほっぺを
むぎゅ…
掴んだ。
「ちょ、大貴くん!いひゃいっ!!」
大「A。一回しか言わないからよく聞いて」
「う、ん?」
大「Aは、十分綺麗だよ。
仕事もできるし、明るいし、可愛いし。」
「そ、そんなこと…なi」
大「そんなことあるよ!
Aはね、もっと自分に自信を持っていいよ」
そう言った大貴くんの耳は、
すごく赤い。
大「すげぇ、恥ずかしい。
俺、こんなキャラじゃないのに……」
そう言う大貴くん。
でもね、貴方のその言葉で、
私は元気が出たよ。
「……ありがとう」
大「いーえ」
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カコ - こ更新待ってます!頑張ってください!ずっと応援してます! (2019年4月21日 22時) (レス) id: 11626b9c87 (このIDを非表示/違反報告)
ユーリん★(プロフ) - しずくさん» ありがとうございます。励みになります! (2018年5月28日 15時) (レス) id: e98334f721 (このIDを非表示/違反報告)
しずく(プロフ) - 面白いです!更新頑張ってください!!! (2018年5月27日 12時) (レス) id: 699952e681 (このIDを非表示/違反報告)
ユーリん★(プロフ) - えみかさん» ありがとうございます!励みになります。これからもよろしくお願いします。 (2018年5月21日 22時) (レス) id: 5af0b7fd3c (このIDを非表示/違反報告)
えみか - めっちゃおもろいです!これからも頑張って下さいね。更新待ってマース! (2018年5月21日 20時) (レス) id: bb84817229 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ユーリん★ x他1人 | 作者ホームページ:https://twitter.com/eH8iD7OPfcbdErP?s=17
作成日時:2018年5月8日 20時