い ち に ち 彼 氏 ２ー好きになっちゃダメな人ー

違和感。 ページ15

朝。自然と目が覚めた私は、腰に違和感を感じた。


まるであの行為の後のような……複雑な痛み。




「…気のせいか」

だって、そんなことしてないもん。



私はスマホでスケジュールを確認する。


「…へ」



今日って、何日？


私、昨日 仕事行った？



複雑だけど、私が今日だと思っていた日は 実は昨日で。

思い返して見るけど、昨日の記憶が全く無い。



「何何何…………っ！？」

どうしちゃったの、私！？



っっって、

「仕事行かなきゃ！！！遅刻しちゃう！」



ほんとマネージャーって忙しい。

考えてる時間もないなんて。




私は慌てて支度をして、
事務所へ向かった。



「おはようございます」

大「おはよー！」

薮「おはよう」



いつも通りの朝。

やっぱり、気のせいだったのかな。

記憶がない、なんて。






でも、ひとつだけ不思議なこと。



ずっと、後ろから視線を感じるのだ。


振り返ると、必ず山田さんと目が合う。






なんか……見られてる………？

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