Lemon Tea. (ページ10)

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Lemon 10 ページ10

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「え、平塚とも友達になったの！？」

次の日、お昼過ぎに優里奈が来て

優里奈が持ってきてくれたクッキーを食べながら

昨日の話をすれば、優里奈は驚いていて。

「まぁ、Aくらいだよね許されるの」

「何が？」

「安嶋、黒田、平塚って結構人気あるんだよ？
Aはそういうの疎いから知らないかもしれないけど」

「うん...？」

「安嶋と幼馴染みの時点でAは勝ち組だけど、黒田と仲良くしてて何にもされないのはAくらい。そこに平塚も加わったら、もうAには誰も手出せないよ」

...あぁ、優里奈が話してるのは

女子特有の"あれ"か。

「ま、Aは可愛いからね。女子からも人気だし」

「そうなの？」

「そうだよ！人見知りだからあたしとしかほぼいないけど、Aと話したがってる子なんて山ほどいるよ」

優里奈はそう言いながらも、

"ま、Aはあたしといればいいの"なんて

抱きついてきて。

「...ね、今日おばさんは？」

「ん？知らない。夜勤明けだから帰ってくるはずなんだけどね」

...まぁ、病院にいるんだろうけど。

ママもパパも、あの日から私のことなんて

どうでもよくなっちゃったみたいだし。

...それでもまだパパは顔を合わせれば、

学校でのこととか聞いてくるからマシか。

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