君の隣。 (ページ13)

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「ね、なんて話してたの？」

私が話を聞こうとした時、

ちょうど湧ちゃん達が戻ってきてしまって。

...あー、もうタイミング悪すぎ。

《Aちゃん、放課後時間ある？》

「うんあるけど...」

《私今日部活ないから、少し時間もらえる？》

「ん、分かった」

「たっだいまー！なに？なんの話ししてたの？」

あ、これ愛未に話していいのかな。

あれ、てかこの子ってテニス部だったよね。

「涼花とAが話してるなんて珍しい～」

「あー、もう愛未ちゃんも今日放課後残ってね！」

涼花ちゃんはそう言うと、

いつも一緒にいる友達のところに行ってしまい

愛未は"どういうこと？"なんて理解できてなくて。

「とりあえず、愛未も放課後教室残って」

「よくわかんないけど、まぁいいや」

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放課後、教室には私と愛未と涼花ちゃんの三人と

あと数人残っていて、佳奈ちゃんも湧ちゃんも

とっくに教室からいなくなっていた。

「教室で話すのはやばいかな...」

「え、てかなんの話しするの？」

「Aちゃんまだ話してないの！？」

「あ、ごめん言うタイミングなくって」

「じゃあもうとりあえずカフェ行こう！」

涼花ちゃんはそう言うと、

私と愛未の腕を掴んで教室から出た。

...なんとなく思うんだけど、

愛未が話聞いたのって涼花ちゃんからなのかな。

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