女：くのいち (ページ49)

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(織山尚大)

BBQが始まって数時間が経った

俺含めメンバーはAの家族とゆっくりお話ししながら

たまに食べたりしてすごくいい時間

Aのお父さんの一樹さんともお話しできるようになって

カズさんとまで呼べるようになった

カズさんは背も高くてすらっとしててかっこいい

あまり自分から多くは語らないけど聞いたら答えてくれる

それに優しい

Aに似てるなって思った

Aのお母さんの雅美さんや従姉妹さん達とも

お話できたし、みんなさん少しずつAの要素があって

すごく面白かった

そしてちょうど今はみんなでAの小さかった頃の

話を聞いてるところ

元木「Aって昔と結構変わりましたか？」

母「笑った顔とか寝てる時の顔とかほんと変わってないね」

叔母「確かに、Aはちっちゃい頃からそのまんまおっきくなった感じだわ」

澪「写真とか見るとさふーちゃんとAって似てるんだよね」

叔母「似てるね笑だけど全然Aの方が大人しくて手がかからなかった笑」

深田「手掛からなかったんだ」

雫「我儘も言わないし、特別泣いたりとかはなかったね」

母「寝て起きた時に誰もいないと泣いてたけどね笑」

中に入って風夏ちゃんのお世話をしながら遊んであげる

Aの姿を見ながら話すお母さん達の顔がすごく優しくて

あぁ、やっぱりすごく愛されて育ったんだなと感じた

長瀬「反抗期とかなかったんすか？」

母「私に対しては年齢関係なくずっと反抗期だよ笑でも、おっきな反抗期はないね、パパに反抗期あった？」

父「、、、なかったんじゃない？」

母「だよねー、なんならAからパパにかまいに行くもんね」

鈴木「へー、全然イメージつかない」

叔母「しかもちょうど反抗期とか思春期の時に韓国行ったから多分余計にないよね」

母「だねー、それが大きいと思う」

織山「そっか、年齢的にもそういう時期ですもんねAが韓国に行ったのって」

母「うん、あの時は怖かったなぁ」

叔母「不安だったね」

やっぱりそうだよな、

大事な娘、姪っ子を送り出さなきゃいけない

それにまだAは小6だったし

きっとAだってお母さん達に甘えたかっただろうし

本人も不安で怖かったと思う

その時の気持ちは俺は想像することしか出来ないし、

想像したところでわかってあげられない

Aはちっちゃい頃から強いなと感じたと同時に

強くならざるを得なかったんだなって思った

．