女：くのいち (ページ46)

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やっぱり家族とか親戚とか育った土地とか
褒められることはすごく嬉しいけど照れ臭さもあって
なんだか私まで溶けそうだよ！なんて思いながら
みんなからのお褒めの言葉をありがたく頂いてた

織山「そういえば、俺ら準備とか手伝わなくて大丈夫？」

深田「確かにただ食べて話してだけじゃ申し訳ない」

『んー、そっか。そもそも何時くらいから始めるんだろうそれにもよるよねー』

元木「そうだね、それによってなんか食うかやめとくかも決めたいし」

『おけ、聞いてくる』

私が聞いてくる間にそれぞれやることをやってるみたい
うちの家族のことだからとことんもてなす為に何もしなくていいよって言うんだろうけど、それはそれで申し訳なく
なる気持ちもわかるし

『聞いてきたよー、12時くらいにしようかって。だから準備は11時半くらいかな？』

織山「了解」

『うん、それまではあっちのみんなものんびりモードだから大丈夫よ』

それぞれ着替えなどの準備お済ませたら一旦休憩
冷蔵庫にあった食べ物軽く食べたり、テレビを見たり
だけど気がつけばみんな1箇所に集まっててなんだか
微笑ましかった

鈴木「Aちゃんどうした？笑」

『ん？いや、気がついたらみんな1箇所に集まってたからさ仲良いなぁって思って笑笑』

鈴木「確かに、気づいたらみんな近くにいたね笑」

『うん、なんかこういう時間もいいね』

鈴木「ねー、落ち着くわ」

『うん、落ち着く、安心感ある』

鈴木「あ、ほんと？」

『うん？』

鈴木「Aちゃんあんまり群れないタイプだから意外」

『そう？落ち着くよ、確かにあんまり群れないかもだけど』

鈴木「強いよね」

『強くはないよ笑ただちょっと離れたとこらからみんなを見てるのが好きなだけ』

鈴木「寂しくないの？」

『寂しくないよ？だってみんな私のこと呼んでくれるじゃん』

鈴木「それはAちゃんが掴んでないとふらっとどっか行っちゃいそうなんだもん」

『そんなふうに思ってたの？』

鈴木「結構みんな思ってると思うよ？」

『そっかぁ、そうだったのか』

私は群れなくてふらっとどこかに行ってしまいそうな
存在なのか

確かに何も言わずに自分で動いたり悩みも人に相談
するタイプでもない。

かと言ってみんなを頼ってないわけじゃないし

鈴木「まぁ、絶対俺らAちゃんのこと呼ぶし捕まえておくからAちゃんは好きなことしてて欲しい。ちゃんと自分のやりたいこと」

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