・ ページ26
(檜山光成)
檜山「おかえり」
『うん、ただいま』
檜山「え、これだけ？大丈夫？足りる？」
『うーん、やっぱ食欲なかった。ほんと暑さにとことん弱くて嫌になっちゃうわー』
檜山「まぁ食べないよりはましか」
『うん、多めに見てください。涼しくなったらいっぱい食べますから』
檜山「食べすぎてもしんどいだろうから、そうしてください」
そんな会話を俺としつつ隣に座って食べ始めたA
Aが買っていたのはサラダと冷凍フルーツ、ゼリーのみ
冷たいものばっかりだから心配にもなるけど、食べないよりはいいだろう
檜山「ねぇ、あんま暑いからって体冷やしすぎちゃダメだよ？A冷え性だし、一回冷えたらあっためるの大変だし」
『檜山ママみたいなこと言う』
檜山「Aのママじゃねーし笑」
『だってほんとにママと同じこと言うんだもん笑』
檜山「ママなんて？笑」
『Aちゃん、ちゃんと食べて飲んで寝なきゃダメだよあと、体冷やしすぎちゃだめだよ？Aちゃんは冷え性だし女の子なんだから、暖かいスープとかも嫌かもしれないけど食べて！って』
檜山「俺、ほとんどママと同じこと言ってるね笑」
『でしょ？笑』
檜山「ママも心配なのよAちゃんが笑」
『やめて、檜山がAちゃんって呼ぶの変な感じする笑』
檜山「Aママと同じく呼んだみただけなんだけど笑」
『そう、ママ私のことAちゃんって呼ぶの』
檜山「ずっと？」
『いや、気分によってじゃない？基本AちゃんかA、たまにいーたん』
檜山「いーたん？どっから来たん？それ」
『昔ママが妹に私をお姉ちゃんって呼ばせようと教えてたんだけど言えなくてずっといーたんって言ってたらママまでそう呼ぶようになった』
檜山「何それ、かわいい。今も妹ちゃん達にいーたんって呼ばれてんの？」
『いや、Aちゃんって妹達は呼ぶ』
檜山「じゃあママだけ？」
『ママだけ』
檜山「Aのママ可愛いね」
『そーかな？わかんない、てかやばいお腹いっぱいだわ』
檜山「無理はしないでもいいけど、ほんと大丈夫？」
『大丈夫、とりあえずゼリーは後にする』
檜山「そうしな、ちょっとゆっくりして横になっときな」
『うん、』
檜山「お探しのものはこれですか？」
『それそれ〜！そのブランケットよ』
檜山「はいはい、笑」
ちょっとしかゆっくりできないかもだけど、
少しでもいいからゆっくり休んでね
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 210人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：カ | 作成日時：2023年8月1日 2時
