女：くのいち (ページ24)

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織山は優しいから

誰よりも少年忍者の未来を考えてて

誰よりも少年忍者の未来を抱えてる

そんな彼からの

“韓国にいた時の方が楽しかった？”

という言葉

『比べるのは違うかな』

織山「そっか」

『うん、韓国の活動も今の少年忍者としての活動も私の中ではすごく大きくて有り難くて楽しくて。でもそれはどっちも比べられるものじゃない』

『織山、ちょっと座ろ』

そう、比べるものじゃないし比べられない

私になってはどっちもかけがえのないもの

何にも変えられないし私が一生かけて守りたいもの

『私さすごく皆に感謝してるんだよ。』

『私さ、入所歴が一番早くて長いとはいえどんな奴かわからない人の加入を受け入れるってすごく難しいことだと思うし、すごくリスキーなことだと思うんだ。』

『だけど、そんな私をみんなは受け入れてくれた！私がいることで良い意味でも悪い意味でも注目されるし、できるパフォーマンスの幅も狭くなってしまうはずなのに受け入れてくれたでしょ？』

『それって私がいうのも変だけだ最高にクレイジーだし、最高に強いと思うの笑』

織山「クレイジーって笑」

『めちゃくちゃ褒めてるかんね！！？笑まぁだからみんな大好きだし私も一緒に少年忍者を守りたいんだよね。みんなを、みんなの未来を守りたいの。』

私が話してる間、ずっと下を向いていた織山

織山が今の私の話を聞いてどう思ってるかなんてわからないけど

織山ならわかってくれるだろう

忍者のみんなならわかってくれると思う

『私はまだまだみんなとやりたいこといっぱいあるし！夢もたくさんある！私はさアイドルが、ジャニーズがやりたいんじゃなくて“少年忍者”がやりたいんだ。だからこれからもみんなと一緒に少年忍者として歩ませてください。』

気がついたら真っ直ぐ見つめていた織山

さっきみたいな不安なこちらの様子を伺ってくるような
表情ではなくて気持ちが伝わったのかなってちょっと安心した

織山「離さないからね」

『みんなからもうAいなくて大丈夫って言われない限り、みんなから離れないよ』

織山「いうわけないじゃん」

『よぼよぼのおばあちゃんになっても？笑』

織山「それは、、、」

『そこは言わないって言ってくれよ！笑』

それから結局遅くまで2人で自主練した

きっとこれからも少年忍者(私たち)は大丈夫

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