女：くのいち (ページ22)

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自主練ページ22

(織山尚大)

振り入れが終わってゆっくり準備をしていたメンバーも
次々と帰り始まって、俺もその波に乗って帰る支度をしていた

だけど、Aは帰らなくて次々と帰っていくメンバーを
見送っている

あぁ、こいつまた自主練するんだろうなと思ってた

結局最後まで残ったのは俺とA

織山「A、俺帰るね？大丈夫？」

『織山お疲れ～。大丈夫よ？帰って休みな～』

織山「それはお前もなんだけど、」

『はいはい、ほどほどにしておきますから！』

織山「ちゃんと水分とること、休憩しながらやること
わかった？」

『うん、ちゃんとするよ！ほら、せっかく今日早く終われたんだし』

織山「なんかあったら連絡してね？」

『なんだかんだ私のことよく気にしてくれてるよね、
ありがとう』

織山「うっせ！じゃあね」

『はーい！お疲れ～』

自分では努力が苦手だだのしんどいことからは割と逃げてきたっていうけど、誰よりも努力家なこと一旦逃げてもまた戻ってきてること俺は知ってるよ

じゃなきゃたったの12歳で1人で韓国に行くことなんてできない

でも、俺最近思うんだAは今幸せなのかな？って

もっと韓国でやりたいことあったんじゃないかって

少年忍者には間違いなく必要な存在で必要なスパイスで、
Aなしじゃ考えられないんだよ

誰一人かけちゃいけないけど、その中でもAの存在は
メンバーにも影響を与える強烈な存在で男とか女とか関係なく“朶A”っていう人物が必要なの

そんなことを思いながら歩いていたらいつのまにかさっきのレッスン場に戻っていた

部屋から聞こえるのは控えめに流れている俺たちの曲と
Aの足音だけ

ｶﾞﾁｬ

『あれ？織山、なんか忘れ物した？』

、、、、、

『織山？』

織山「ねぇ、Aは今幸せ？」

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