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音羽が搬送の指示を出していると、私服姿のドクターはまだ炎上している屋形船の方へ走っていこうとしていた。
「ちょっと待て！」
突然腕を掴まれた彼女が振り向き、2人の視線が交差する。
彼女の瞳は日差しに照らされ、かなり明るいヘーゼルアイであることを強調している。
この瞳は――……
「何ですか？」
はっとして細い腕から手を離した。
慌ててポーカーフェイスを作り直す。
「……MERの音羽です。あなたは…」
「医師の小日向です。
まだ中に気道熱傷が疑われる男性が取り残されてるんです。行かないと……」
「あなたも事故に遭われた一人ですよね、それにそれはレスキューの仕事です」
無茶をするその姿勢がふいに「彼」に重なって見えた。
「でも」
その琥珀色の瞳に音羽の姿が映る。
「待っているだけじゃ、救えない命があるんです……！」
「音羽先生、行きましょう」
小走りで来た彼の右手が、音羽の肩をぽんと叩いた。
「喜多見チーフ……」
左手には救命リュックが握られている。
こうなってはもう止めても無駄だ。
「危険だと判断したらすぐに退避します」
＊＊＊
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わさび醤油(プロフ) - 滴さん» 貴重なご意見ありがとうございます。読みにくくて申し訳ないです( ; ; ) 1ページに入れたい内容が多くて泣く泣く行間を詰めたり文章を削ったりしていて限界なんです（泣）初小説なのでご愛嬌ということで温かい目で見ていただければと思います... (5月3日 16時) (
レス) @page8 id: 3684b727db (このIDを非表示/違反報告)
滴 - こんばんは(*^^*) はじめまして。 いきなりすみません。。。 物語読んでいて思ったのですが。。。 行間隔をあけたほうが良いのではないんでしょうか？ 行間隔が詰まっていると読みにくいので。。。 (4月30日 23時) (レス) @page5 id: 361e8a8309 (このIDを非表示/違反報告)
わさび醤油(プロフ) - すずもりさん» 返信遅くなってすみません💦コメントありがとうございます！月島さんかっこいいですよね。もう少しで完結ですが最後まで頑張りますのでよろしくお願いします！ (2021年10月31日 9時) (レス) id: bd4ab21637 (このIDを非表示/違反報告)
すずもり(プロフ) - 月島さん好きなのでありがとうございます♪(笑)更新楽しみにしてます❣️ (2021年10月17日 20時) (レス) @page48 id: 850617dc48 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：わさび醤油 | 作成日時：2021年10月5日 19時
