#02 ページ40
――ERカー
『危機管理室より伝達
墜落した航空機はアメリカからの国際線。乗客は151名、機内に取り残されている負傷者もいるもよう。その数は不明です』
「MER了解」
「機内に取り残されている人のトリアージは俺がします。音羽先生、A先生、比奈先生は救助された人のトリアージをお願いします。夏梅さんは俺に、ミンさんは音羽先生たちについてください。冬木先生と徳丸くんはいつでもオペができるように準備」
比奈は隣に座っている小日向をちらっと見る。
「あの……大丈夫なんですか?」
小日向にだけ聞こえるような小声で少し遠慮がちに聞く。小日向はふふっと笑った。
「高輪先生に監視するように言われたんですね?」
「いや、監視っていうか……心配してるんです」
「ありがとうございます。でも大丈夫ですから」
小日向の持病を知ってしまった以上、これまでのようにすべてを頼ることはできない。比奈の不安は消えないまま、現場へ到着した。
***
現場には救急車両が広い空港のあちこちに停まっていた。
音羽が周囲を見渡して状況を確認する。
気になる車がある。しばらく見なかった”黒塗りの車”。
やはり、いた。
髪を後ろで束ねたスーツ姿の彼女が――
外事4課 月島しずか――……
他のメンバーにそれは伝えず、音羽は彼女の方へ近づく。
「安心しろ。邪魔をする気はない」
月島の方から先に言葉を発した。音羽が立ち止まる。
「用があるのはお前じゃない」
不敵な笑みを浮かべながら音羽の横を通り過ぎる。
そして、
小日向の下へ。
小日向が月島に気づき駆け寄った。
2人で何か話している。
「音羽先生!こちらの男性、サチュレーション85!悪いデス!」
ミンの声にはっとする。
「……今行きます」
なぜ、外事4課の月島課長とA先生が――――……
***
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わさび醤油(プロフ) - 滴さん» 貴重なご意見ありがとうございます。読みにくくて申し訳ないです( ; ; ) 1ページに入れたい内容が多くて泣く泣く行間を詰めたり文章を削ったりしていて限界なんです(泣)初小説なのでご愛嬌ということで温かい目で見ていただければと思います... (2023年5月3日 16時) (レス) @page8 id: 3684b727db (このIDを非表示/違反報告)
滴 - こんばんは(*^^*) はじめまして。 いきなりすみません。。。 物語読んでいて思ったのですが。。。 行間隔をあけたほうが良いのではないんでしょうか? 行間隔が詰まっていると読みにくいので。。。 (2023年4月30日 23時) (レス) @page5 id: 361e8a8309 (このIDを非表示/違反報告)
わさび醤油(プロフ) - すずもりさん» 返信遅くなってすみません💦コメントありがとうございます!月島さんかっこいいですよね。もう少しで完結ですが最後まで頑張りますのでよろしくお願いします! (2021年10月31日 9時) (レス) id: bd4ab21637 (このIDを非表示/違反報告)
すずもり(プロフ) - 月島さん好きなのでありがとうございます♪(笑)更新楽しみにしてます❣️ (2021年10月17日 20時) (レス) @page48 id: 850617dc48 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:わさび醤油 | 作成日時:2021年10月5日 19時