my butler 1-morning routine ページ2
1×5 5side
「では、今日も頑張りましょう。」
朝の朝礼を終えて慶一郎の部屋に向かう。
二十歳をなってからは、その建物の一番上の人物に仕える者が使用人全体を仕切る。
つまり、慶一郎の住んでいる別邸は慶一郎が一番上なので、僕が使用人全体を仕切らなければならない。
マジでめんどい。僕、あんま仕切んの得意じゃないんだよなぁ。
そんなことを愚痴ってる間に慶一郎の部屋に着いた。
コンコンコンコン
「慶一郎様、失礼いたします。」
一応目上の人にする四回のノックと様付け呼び
をして、中に入る。
「さつき。今日の予定は?」
大体僕のご主人様は僕が来る時にはもう起きてて、今日の予定を聞いてくる。これが日課。
「今日はねぇ、午前中まで会社で昨日の残りの発注書作って、午後は清ちゃんと涼雅が来るよ。」
部屋の中に入ったらもうタメ口。これが昔からの習慣。
「そっか。やだなぁ、会社行くの。さつき、発注書作っといてよ。」
「やだよ。僕分かんないもん。僕に任せても慶一郎が怒られるだけだからね?」
「そうだった。お前バカだった。忘れてた。」
「なっ?!馬鹿じゃないし。今日だって朝、慶一郎が寝てる間に朝礼やってきたし。」
「www、そんな偉い方がご主人様にタメ口使ってしかもご主人様のベッドに座ってるなんて使用人達が知ったらどうなんだろうな。」
「いいの!俺は執事兼幼馴染だから。」
慶一郎と二人の時はいつもこんな感じで口喧嘩してる。
てか、僕だって執事の中では優秀なんだから。
呑気に鼻歌歌いながら顔洗ってるご主人様を横目に廊下へ出る。
「慶一郎様、朝食をお持ちいたしました。」
そう言いながら朝食を乗せたワゴンを持ってくる。
これだって、慶一郎が朝から独りぼっちでご飯食べるの寂しそうだったから、僕が部屋で朝食食べれるようにしたんだよ。
ほら、僕って優秀。
「本日の朝食は、フレンチトーストと、、、えーと、です。」
やばい、フレンチトースト以外の料理名忘れた
「えーと、です。って何だよwww。お前マジでバカじゃん。」
くっそぉ。またバカにされたし。
でも、なんだかんだ言って慶一郎と二人でこうしてる時が一番楽しいし、落ち着くんだよな。
これが、僕の(慶一郎との)morning routine♪
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作者名:nii_no_mi | 作成日時:2021年6月6日 18時