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お先真っ暗 ページ4
でも。
死ぬぐらいなら。
少し抵抗した方が、格好つかないか?
椅子を蹴って立ち上がり、目の前まで迫っていた人に右手を出す。
勿論それはフェイントで、本命は違う。左手で握っていたお守りを叩き付けた。
くらえ母親お手製お守り!!
黒いオーラが一気に消えた。肩の重みも少し軽くなる。
気付けば何も無くなっており、私は安心感で包まれた。
汚れてしまったお守りにいつも守っていただき、ありがとうございますとお礼を伝える。
ふと、違和感。
「おかしい...大きな音を立てても、香坂さんが戻ってこない?」
すぐ戻って来ると思い、超特急で言い訳を考えていたのに。
えぇ...絶対これ、ホラーゲーム展開じゃん...
お先真っ暗。
まぁ、手探りで前へと進むとしよう。
香坂さんを探さなきゃ。
もし玄関が開いていたら即効で帰って神社の神主でも呼ぼう。
さぁ、頑張ろう。
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作者名:サドちゃん
作成日時:2016年9月13日 19時