愛憎欲制術。【BTS】 (ページ5)

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抑制、4 ページ5

「いたた…。」

ひりひりするおでこを摩りながら、顔を上げる。

「わー、ごめんね！？怪我ない！？」

がくがくと肩を掴んで思いっきり揺らしてくる。

え、誰、ですか…！？

「あの、大丈夫ですので、！！揺らさないで…！！」

必死に声をだすと、ピタリと止まる。

「やーごめん！俺ね、キムテヒョン！！不注意だったね！あ、君新しい清掃の人！！女の子！！よろしくね！！」

マシンガンのように、口から出る言葉の数々。

金髪のさらさらな髪と、満面の笑みで笑う四角い口。

整いすぎている、お顔。

「あ、……今日からお世話になります。キル・A。
BTS？っていう棟の方達の清掃場所です。」

それを言うと、ぱぁっと明るくなる顔。

「わぁーそれ俺たち！あんにょん！てことは毎日会えるね！？
俺のことはテヒョンって呼んで！よろしく！A！」

「きゃぁぁぁぁぁ！！？」

一瞬、物凄い力で抱きしめられ、パッと離される。

そして、いなくなった。

「テヒョンくん………？」

確かに、おてんばな子でした。清掃長……。