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「13さん…?」

「なァ話があるから夜俺の部屋に来てくれ」

「えっ何故で」

私の言葉を遮るように来てくれないと僕チャン泣いちゃうとおどけたように言葉を被せてきた。
何か重要な話なのかもしれないと私は唾を飲み込み小さく頷くと彼は腕を離した。

「じゃあな」

「また後ほど」

私は彼に手を振り返し話とは何なのだろうと彼の大きな背中を眺めながら考えていると背後から氷柱さんに声を掛けられた。

「さっきまた後程とか言っていたがこの後に13殿と会う予定でもあるのか?」

「えっと…また晩御飯の時会うでしょ!だからまた後程って」

氷柱さんは納得したのか確かにそうだなと言うと踵を返しどこかへ去っていってしまった。
やましい事など無いのだから本当のことを言ってもいい気がしたが13さんのあの真剣な眼差しが脳裏を過ぎるとつい出任せな事を口走っていた。

晩御飯も終わり、風呂から上がると一応周りの目を気にしつつこっそりと13さんの部屋の前に向かった。
部屋の前に着き、ドアのノックした数秒後少し驚いた顔をした13さんがいた。

「お前…マジで来たのかよ」

「えっと…来てはいけませんでした?」

「いや、そーいう事じゃなくて…まァいいや。上がってくれ」

「…?失礼します」

13さんが来いと言ったから来たのにあの態度は何なのだろうか。
釈然としないまま私は大人しく13さんの後ろをついて行っていたが急に立ち止まられたせいで彼の大きな背中に体当たりをしてしまった。

「いたっ」

「なァ、突然で悪いんだが」

「…はい?」

「俺がお前の事好きだって言ったらどうする?」

突拍子もない質問に私は目を丸くさせると13さんは振り返りいつもの巫山戯たような笑みはなく深い深紅色の瞳が私を見ていた。

「えっ、えっと。嬉しいですよ?」

「本当か!?」

「勿論!人の好意が嬉しく思わない人なんて居ないと思います!」

私はこの時の彼の言葉を軽く取りすぎていた。
恋というものがとても重くて辛いものなのかは分かっていた筈なのに。

「なら俺達両想いなんだな!」

「へ…?」

「初めてAを見た時からずっと可愛いと思ってたんだぜ?それに中身までいいと来たら惚れちまうに決まってんだろ?」

「あの!」

私は誤解を解こうと声を口を開いた瞬間13さんに思い切り抱き締められた。
それはもう痛い程に。

「頼む、俺を見捨てないでくれ」

「13…さん」

今にも消え入りそうな13さんの声のせいで振り解かないといけないのに振り解けなかった。

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ブリ(プロフ) - 葉流@マルコス愛さん» ありがとうございます!アダムいいですよね…!しかもシーズン来ますしお互い頑張りましょうね!! (2019年1月27日 15時) (レス) id: 15ed17f676 (このIDを非表示/違反報告)
葉流@マルコス愛(プロフ) - はぅ……だむぅ……よき( (2019年1月23日 20時) (レス) id: e55367f9ec (このIDを非表示/違反報告)
ブリ(プロフ) - 扇ちゃんさん» 温かいお言葉ありがとうございます!今作も見て頂けてとても嬉しいです...!扇ちゃんさんのご期待に添えるような小説が書けるかは分かりませんが精一杯頑張らさせて頂きますので見て頂けると幸いです! (2019年1月16日 15時) (レス) id: 15ed17f676 (このIDを非表示/違反報告)
扇ちゃん - ブリさんの新作楽しみに待ってました…!またアダム落ちで、しかも今回は色んなコンパスキャラが出てきて嬉しいですヾ(●´∇`●)ノ更新無理せず頑張って下さい!!!応援してます(`・ω・´)ゞ (2019年1月16日 14時) (レス) id: f2fb5d5d4d (このIDを非表示/違反報告)
ブリ(プロフ) - ソーンきゅんさん» コメントありがとうございます…!更新頑張らさせて頂きますので読み続けて頂けると幸いです! (2019年1月10日 14時) (レス) id: 15ed17f676 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ブリ | 作成日時:2019年1月4日 17時

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