【#コンパス】氷柱さんなんて大っ嫌いです

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氷柱さんと両想いになった翌日、私はいつもと同じように6時前に目覚め用意をした後部屋の前で待っていると既に扉の前で氷柱さんが待っていた。

｢お、おはよう…！｣

｢あぁ、おはよう｣

いつもなら無愛想な表情で返事を返してくれて居たのだが今日は満面の笑みで返事を返してくれた。
顔がいいのも余って朝から目に毒過ぎる。

｢今日は訓練じゃなくてAの部屋で過ごし｣

｢アダムぅ〜俺を一人置いていくなんて酷くね？？｣

13さんは眠たそうに一人やって来たが、アダムが私の腰に手を添えているのを見て目に見えるように固まった。

｢……なんだよそれ｣

｢あのっ13さん！｣

｢俺チャンの一世一代の告白には何も答えなかったくせにアダムのにはちゃんと応えたんだな｣

13さんは軽蔑するような眼差しで軽蔑するような眼差しで私を見ると踵を返し私の部屋とは逆方向に向けて歩き出した。

私は追いかけようとしたがアダムが私の腕を掴んできたせいで追いかけるに追いかけれなかった。

｢離して！今話さないと取り返しが｣

｢話して何になる？話したとしてお前は13殿の思いに応えれるのか？｣

｢そういう問題じゃなくて！きちんと断りに行くの！｣

私は勢い良くアダムの手を振り払うと先程とは打って変わって冷めたような目で私を見下ろす金色の瞳と目が合った。

｢…ちゃんと帰って来るから。待ってて欲しい｣

私は堪えきれず涙を零すと頭上からため息が聞こえた。
私は呆れられたかなと思っているとアダムの冷たい手が私の目元に触れ、涙を掬った。

｢待ってるからお前の気が済むようにして来い｣

｢…ありがとう｣

私ははにかみつつ見上げると微妙な表情をしているアダムが居た。
そんなアダムがとても愛おしく思い私は背伸びをして触れるだけのキスをした。

｢じゃあね！｣

アダムの返答を待たずに急いで13さんの部屋に向かったのでその後アダムが顔を林檎のように真っ赤にして蹲っていたのを知る事になるのはまた後日。

私は13さんの部屋の前につき大きく深呼吸をした。
そして意を決し軽くノックをすると突然扉が開いたかと思うと思い切り手首を掴まれ勢い良く部屋の中に連れられそしてベッドの上に放り投げられた。

あまりに一瞬のことだったので茫然と13さんを見上げていると無表情で私の上に覆い被さってきた。

｢何？僕チャンの事慰めに来てくれたのか？｣

｢違う…！きちんと…返事をしようと思って｣



試験期間等の諸事情で更新遅いです。すみません！

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