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#92 ページ42
『·····』
しまった·····
〖立ち入り禁止〗と書かれているのだから、何かしら異常や危険を予測することは容易だったはずだ
「すみません！私のせいで·····」
『いや、あなたのせいじゃないよ。私がうかつだった·····』
自分の注意不足を深く反省する
とりあえずソノクさんに連絡しよう
そう考えて、ポケットに手を突っ込む
そして気づく
スマホが無いことに·····
あー、なんでスマホ置いてきたんだろ
こういう時に限って無いんだよなー
『ソナさん。スマホ持ってない？』
「·····持ってないです」
なんてこった
暗い場所に閉じ込められた上に、連絡手段もないなんて·····
ホラー映画のような状況に、思わず失笑する
とにかく、こんな所で死ぬわけにはいかない
どうにかして脱出するしかないようだ
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作者名：ローウェイ | 作成日時：2022年8月28日 1時
