Life is hard (ページ13)

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#13 ページ13

私の目の前には何故かSMの代表イ・スマン

でっかい椅子にどっしりと腰掛けて、笑みを浮かべている

オッパたちに連れられて着いたのは、オッパたちの所属事務所だった

どうやら私を呼び出したのはこの人らしい

「久しぶりだね。帰ってきてたんだね」

小さい時はよくSMに遊びに来ていた

チャニョリオッパが許可をもらっていたため、幼い私でも難なく入ることができたのだ

イ・スマン先生とも面識はある

『お久しぶりです·····。あのー、私に何の用でしょうか·····』

「単刀直入に言おう。SMに来ないか？もちろんスタイリストとして」

イ・スマン先生には、今まで何度もスカウトされた

「アイドル」にならないか、と·····

でも今日は違った

初めて「スタイリスト」としてスカウトされた

「君の活躍は聞いてるよ。業界では今じゃすっかり有名人だ。アイドルがダメなら、せめてスタイリストとしてうちに来て欲しい」

『うーん、でもまだBigHitで働き始めたばっかだしな·····』

「えぇ!!Aの新しい職場ってBigHitのことだったの?!」

『あー、そういえばまだ言ってなかったっけ』

「聞いてないよ!!電話途中で切ったじゃん!!」

そうだった···

面倒になって途中で切ったんだった·····

『ごめんって』

「とりあえず、もう少しBigHitで働いてみてから決めたら？」

「それがいいな。返事はいつでも大丈夫だぞ」

ギョンスオッパの提案により、何とかその場は収まった

その後、真っ昼間だというのに1人じゃ危ないからと、家まで送ってもらった

『2人とも、ここまでで大丈夫だから』

「気をつけて帰ってね」

『うん、もう家の目の前だから大丈夫だよ』

「家の目の前で襲われるかもしれないでしょ」

「え?!そんなのダメ!!やっぱ俺、家の中までついて行く!!」

『まじで大丈夫だから!!早く帰れ!!』

このとき、この様子を誰かに見られているとは思いもしなかった

「A？ねえ、あれAだよね？」

「ん？ああ、そうだな」

「何であの人たちと一緒にいるんだろう？」

「·····」