丸ちゃんの誕生日、丸ちゃんを笑顔にするぞ！�� ページ25
5人での飲み会side
「じゃあ、明日遅れないでくださいね。
それと、これは言っても無理かもしれません
が、飲みすぎには・・・。」
「はぁ〜い、気をつけます。」
ベスアの仕事終わり、丸ちゃんの誕生日を祝
うため、5人で横の家に集まった。
マネージャーの車から降りるさい、かけられ
た言葉。
「両手に持ったお酒を見たら、無理かもしれ
ませんがって言うよね。」
「飲むなって言う方が、無理だよね。」
「ちょっと静かに移動してくれる？
もう夜中やで。」
家主の横さんからも、お小言をもらう。
久しぶりに5人揃って、ハイテンションにな
っていた。
「はーい、気をつけます。」
エレベーターに乗り、横ん家の前にたどりつ
いた。
「ちょっと待ってて。」と言う横に対して
「えー、なんでや。
ええやん、ええやん。」といいながら乱入す
るメンバー。
「たつ？なんかツマミ作れるか？」
「材料さえあればね。
ちょっと待っといて。
今、調べるから。」
「他人の家の冷蔵庫、勝手にあけるな！」
「え？なんか言うた？」
「もう〜。」
「ええやん、ええやん。
俺らの仲なんやし。
それより丸〜。」
「ん？」
「これさ、付けて？」
それは、本日の主役と書かれたタスキだった
「お、良いねぇ。
今だけは主役になれる。(笑)」
「お前、いつも主役みたいなもんやろ。」
「あ、は、は、は、は。
ほんまにそうやなぁ。」
「俺たちはいつでもみんな主役だよ。」
やすのこの言葉に、自然と笑みがこぼれた。
「みんな何飲む？」
「まずは、ビールやな。」
信ちゃんが一人一人に缶ビールを手渡して
歩く。
信ちゃんがおかんと呼ばれるのは、こういう
面倒をみるのが好きだというところから、き
ている。
「じゃあ、丸ちゃん。
お誕生日おめでとう。
乾杯〜。」
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作者名：niko | 作成日時：2020年6月1日 17時
