理想の誕生日～倉安編～2 (ページ23)

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丸ちゃんの誕生日、丸ちゃんを笑顔にするぞ！③ ページ23

丸ちゃんside

久しぶりの5人での歌番組。

それも歌うのは、歓喜の舞台だ。

二年もの間、待たせてしまったからな。

eighterのみんなにとっても、間違いなく

歓喜の舞台になるだろうな。

ほら、ツイがめちゃくちゃ盛り上がっている。

横さんがお昼の番組で報告したのだ。

「ありがたいね。」

本番前の楽屋。

なぜかみんな、入り時間よりも早くやってきた。

「ほんまだよ。」

今日がこの歌をテレビで歌うのが、初めてだ。

どこともなく、みんな緊張してるようだ。

俺まで緊張してたら、あかん。

場を和ませるために、一発ギャグを繰り出す。

それを見て大笑いしているおーくら。

おーくらは個人の仕事が続いていたから、こ

の雰囲気をめっちゃ楽しんでいる。

そうこうしてるうちに、だんだん場が和んできた。

みんなで一つになろうとしているこの瞬間が

大好きだ。

「そろそろ着替えてくださいね。」

マネージャーから声がかかる。

みんなテキパキと、着替えを始める。

「章ちゃん、今日の衣装めっちゃ可愛い。」

「そう？
そう言う丸ちゃんも。」

「ほんまに？」

「俺は？」

「おーくらのは、かっこいいな。」

こうしていつも、テンションをあげていく。

「着替え終わった？

それじゃ、円陣くむぞ！」

直前の気合い入れ。

5人で、手をあわせる。

「今日もみんなに、かっこいいのとかわいいの、届けるで。

いくぞ！」

「おー！」

誕生日の前日、こうして5人でいられること

に感謝して、

今日も楽しむぞ。

でも、終わったら、何しようかな。