理想の誕生日～倉安編～2 (ページ13)

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やすくんの誕生日～ボクの本当の願い④ ページ13

～謎の集団、あらわる。～信ちゃんside

「なぁ、俺たち大丈夫か？」

「ほんまにこれで行くんか？」

「バレたら、めっちゃ恥ずいで。」

「バレへん、ばれへん。」

「ほんまに？」

事務所の一室。

丸、横、やす、そしておれ、村上。

何をしてるかと言うと、

大倉の映画の試写会にいくために、支度をしているのだ。

普通に行けば良いんだが、

何と言ってもこの映画、

〇禁がついているのだ。

それをメンバーがぞろぞろ見に行ったら

それこそ、週刊誌に記事を提供することに

なる。

それに、

めっちゃ恥ずかしいやん。

「ほんまにごめんな。」

ヤスに映画一緒に行ってくれへん？とお願いされ、3人で協議した結果、

どないすんねんって結論が出えへんかった。

「丸、行ったれや！」

「お、俺？
信ちゃんこそ、行ってよ。」

「そんな事言ったって、仕事が・・・。」

「ほら、みんな見てみろ。」

横がやすの顔を指差した。

姫のほっぺたが膨らんでいた。

「わかりました、わかりました。」

「行きます、行きます！」

「みんなで行かせていただきます！」

「良かった～。」

てな事で、このような事態になったわけで、わからないように変装したわけだが、

より、目立ってる気がするのは、気のせいか。(笑)

「では、行きますよ。」

「はぁーい。」

俺たちは事務所の車に乗り込んだ。