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合宿最終日。青道、稲城実業、修北の3チームでの総当たり戦が始まった。
稲城実業vs青道―8回裏 得点3対3―
ピッチャーは川上、キャッチャーは新庄。
審判「ボール!!!」
川上「くそっ、なんて威圧感だ」
その後2打席連続で打たれ、川上はマウンドで両手を膝につき肩で息をしている。
静紀『ノリ...』
新庄はベンチで何やら騒いでいる沢村をチラリと見た。そして倉持と増子に引っ張られベンチをはなれていく沢村にため息をつく。
静紀『(この夏当たるかもしれないからお互い主力を出してないとはいえ、やっぱり強いな)...タイムお願いします!』
新庄は審判に一言伝え立ち上がり、川上の元へ行く。
静紀『ノーリくん!』
新庄は川上の下半身に手を伸ばそうとする。
川上「静紀!?どこ触ろうとしてんの!?」
静紀『ん?宮内さんにノリが緊張してそうだったらやれって言われた』
川上「お前がやるとなんかシャレにならないから!」
御幸・倉持はそんな2人のやり取りを見て「静紀...あいつ」と不機嫌になっている。
静紀『ここまで1人で投げたのはすごいよ。最後まで腕を思いきり振って投げてね!どんな球でも俺は捕るから大丈夫!』
川上「静紀。(お前も疲れがピークなはずなのに)」
静紀『ん?フヒヒッ!お互い気持ちが弱いって言われてる同士、ここは根性見せつけよ!気持ちで負けるなよ、ノリ』
川上「!!おう!!」
ニッと笑い新庄は元の場所に戻っていく。
静紀『(俺には一也のような強気のリードはできない。だから..どんな球でも捕って安心させることしかできない)ノリ、絶対捕るよ』
片岡「あいつはとにかく投手の気持ちを第一に考えている。特に川上のような選手にはあいつのリードが合うのかもしれないな」
高島「御幸君とはまた違うタイプの捕手ですよね」
片岡「あぁ、ただ...もう少しだけ強い気持ちが欲しいな」
御幸はそんな話をしている監督を見る。
御幸「(静紀のプレイ久々に見たな。改めてみると勉強にもなるな)」
(倉持「おい、あとであいつ叱るぞ」)
(御幸「は?....あぁ、川上に触ろうとしたやつな」)
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みる(プロフ) - かなりさん» コメントありがとうございます!小説も読んでくださり大変嬉しくおもいます!時間に余裕も出来始めてきたのでまた再開しようと思っています!また更新した際には読んで頂けると幸いです!よろしくお願いします! (2020年6月6日 19時) (レス) id: bf78abcdff (このIDを非表示/違反報告)
かなり - それと、わがままなのは重々承知なのですが1つお願いがあります。この小説の続きが見たいです!!本当にこんな事を書いてしまってごめんなさい!これからも体に気をつけて頑張って下さい!ずっと応援しています!後、私はこの小説を読んでいると心が救われます!! (2020年6月4日 23時) (レス) id: d3ceb655af (このIDを非表示/違反報告)
かなり - 私、この小説にドキドキしてとても大好きな小説です!!この小説を初めて読んでいたらとても大好きになりこの小説のおかげでとても嬉しかったです!これからも体に気をつけて頑張って下さい!応援しています! (2020年6月4日 23時) (レス) id: d3ceb655af (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:にこさん25 | 作成日時:2019年12月26日 19時