39 ページ40
6回からは降谷に代わり沢村がマウンドに立った。
片岡「降谷はレフトに入れ。新庄交替だ。沢村...お前はとにかく頑張って投げろ」
沢村「そんだけ！？」
倉持「ひゃははは！期待値低ッ！！」
静紀『期待されなかったらベンチには居ないでしょ。だから期待されてるってことだよ！沢村君ふぁいと！』
御幸「お前にはお前の持ち味がある。自分を信じて投げれば良いんだよ」
沢村は驚いた表情をしている。新庄はそんな沢村の背中を軽く押し『いってらっしゃい』と笑いながら言う。
片岡「新庄！来い」
『はい！』と返事をして新庄は片岡の方へ走っていく。
倉持は少し心配そうな顔で新庄を見ているが、すぐに守備に気持ちを切り替えていた。
片岡「痛みの方はどうだ？」
静紀『え...あ、大丈夫です』
片岡「先程のスイング、かなり痛みをこらえているようにみえたが」
静紀『えっと...少し痛いです。』
片岡「お前は夏の大会でも出てもらいたい大切な選手だ」
静紀『はい』
片岡「今また悪化されては困る。今日は今からもう一度病院へ行ってこい」
静紀『わかりました』
太田「新庄！今から行くから準備しなさい。私も診察に立ちあうから」
静紀『最後までみれないのは悔しいですが...今行きます』
新庄はスパイクから靴に履き替え、肋骨バンドをしめなおす。そしてマウンドにいる御幸と沢村を見つめ『頑張れ』と呟く。
―病院―
医師「今日は先生も一緒ですか」
太田「はい！新庄はどうなんですか？彼は大切な選手なんですよ！」
医師「彼は...前回ヒビと言ってもほぼ折れてるに等しい状態だったんですよ」
静紀『先生！』
医師「日にちは結構たっているので骨癒合は出来ています。練習後は病院でケアを行ってもらいたいですね。あとは、彼は練習を意地でもやるって言い張るので痛み止めでなんとかですかね。それなら通常の練習参加も認めます」
太田「わかりました。練習後はなるべく通わせます」
静紀『言わない約束だったのに』
医師「無理をするからだよ」
(―車内―)
(静紀『すみません...。』)
(太田「過ぎたことは仕方ないが...監督は怒るだろうな」)
(静紀『....胃が痛いです』と苦笑する)
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 208人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「男主」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
みる(プロフ) - かなりさん» コメントありがとうございます！小説も読んでくださり大変嬉しくおもいます！時間に余裕も出来始めてきたのでまた再開しようと思っています！また更新した際には読んで頂けると幸いです！よろしくお願いします！ (2020年6月6日 19時) (
レス) id: bf78abcdff (このIDを非表示/違反報告)
かなり - それと、わがままなのは重々承知なのですが１つお願いがあります。この小説の続きが見たいです！！本当にこんな事を書いてしまってごめんなさい！これからも体に気をつけて頑張って下さい！ずっと応援しています！後、私はこの小説を読んでいると心が救われます！！ (2020年6月4日 23時) (レス) id: d3ceb655af (このIDを非表示/違反報告)
かなり - 私、この小説にドキドキしてとても大好きな小説です！！この小説を初めて読んでいたらとても大好きになりこの小説のおかげでとても嬉しかったです！これからも体に気をつけて頑張って下さい！応援しています！ (2020年6月4日 23時) (レス) id: d3ceb655af (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：にこさん25 | 作成日時：2019年12月26日 19時
