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病院受診も終わり、青道へ戻ると寮の門の前に人影が見える。
伊佐敷「ちび助」
亮介「静紀、おかえり」
静紀『純さん！亮さん！』
新庄は満面な笑みで、急いで2人に近付いていく。
亮介「病人なんだからそんな走ってこなくて大丈夫だよ」
伊佐敷「やっぱてめぇは安静って言葉を知らねぇ、バカだな！」
静紀『ふふふ、今日は何言われてもいいんです』
亮介と伊佐敷は笑顔で言う新庄を見て優しい表情になる。
亮介「静紀、おめでとう」
伊佐敷「まッ、てめぇにしちゃ、よくやった！」
静紀『先輩らが応援してくださったおかげですよ。俺は、亮さんや純さんが居なかったらここまでやれませんでした。この甲子園の切符は亮さん、純さん達と一緒にとったものだって俺は思ってます。だから....だから...』
新庄はだんだん目に涙をためていく。亮介と伊佐敷はそんな新庄を黙ってみている。
静紀『ありがとうございます』
目からポロポロ涙をこぼしながら深くお辞儀をする新庄。
亮介「初めてお前に会った時、小さいし泣き虫だし、プレッシャーに弱いし、本当にこいつ大丈夫かよって思った。でも今日のお前を見て、もっとお前の成長を近くで見たいなぁって感じた。本当に頼もしくなったな」
伊佐敷「てめぇが最初レフトに来た時なんだこのちびって思ったぜ！びくびくして、ミスするたびにしょげて。それが今じゃ、チームに欠かせない存在だもんな。大した奴だ」
新庄は目を真っ赤にして顔を上げる。亮介は新庄に近付き涙を拭ってやる。
亮介「はは、不細工な顔。....甲子園でもお前のことちゃんと見に行くよ』
伊佐敷「だな。てめぇは俺らが居ねぇとボテボテになるからな」
静紀『....卒業しないでくださいよ』
亮介「だから春までは居るって」
伊佐敷「こればかりは無理だ！ばーか」
新庄は少し口を尖らせて俯いている。そんな姿を見て伊佐敷ははーっとため息をつく。
伊佐敷「静紀！先輩命令だ！俺らをこえるくらい上手くなれ！！」
亮介「はは、純。急すぎ、でもそうだね。何年かかるかな？」
伊佐敷「冬合宿もある！まだまだ俺達と野球は出来る！嫌っていうくらい絞ってやるよ！」
静紀『....2人ともほんと大好きです』
亮介と伊佐敷は顔を合わせてから、再び新庄を見る。そして「知ってるよ」と笑い、2人で新庄を抱きしめる。
(俺の考えていることを全部わかってくれる先輩たちがどうしようもないくらい大好きなんです)
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連夜 - ホントもうヤバイくらい好き。神作としか言いようがない。小さな怪物もとっくに読んでます。応援しています。 (6月7日 2時) (
レス) @page25 id: 433cf63c41 (このIDを非表示/違反報告)
ぱいなぽー(プロフ) - このお話ほんとに好きです！！！！もうすでに五回以上は読み返してます。すごく読みやすいしほんとに好きです！！！！連載当初から読んでて一番好きです！！ACT 2の由依くんとか奥村との絡みがめちゃくちゃ楽しみです！！更新楽しみにしてます！！！ (2021年8月3日 15時) (レス) id: 42cc65e18d (このIDを非表示/違反報告)
みる(プロフ) - いずもさん» ありがとうございます！ただいまです！これからもよろしくお願いします！ (2020年12月14日 6時) (レス) id: 6d0697951d (このIDを非表示/違反報告)
いずも(プロフ) - おおおおかえりなさい！(喜) (2020年12月13日 16時) (レス) id: c8295f08c4 (このIDを非表示/違反報告)
みる(プロフ) - みーさん» ありがとうございます！また頑張っていきますのでよろしくお願いします！ (2020年12月13日 10時) (レス) id: 6d0697951d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：にこさん25 | 作成日時：2020年2月3日 22時
