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夜。
おにぎり宮の扉には貸し切りの札がかかっている。
侑「優くーん！ほんまなんでやねん！！」
『だー！しっつこいねん！』
角「なんか優くん太った？」
『太った言うな！逞しくなってんねん！』
銀「身長縮んだ？」
『0.5cm伸びとるわ！』
治「0.5って誤差やん」
『やっかましいわ！』
赤「優は相変わらずやな〜」
赤木、北、尾白、大耳は一ノ瀬を見てフッと口を緩める。
今日は一ノ瀬の帰国祝いで稲荷崎メンバーが治の店に集まっている。
『路成〜、アラン〜、信介〜、練〜』
尾「あいつ酒弱いやろ」
北「自称酒豪言うとるけど下の中や」
赤「下の下じゃないだけええか」
大「優。ふらふらすると危ないで」
一ノ瀬は北の隣に座りチビチビとお酒を飲んでいる。
北「ガブガブはあかんよ？ちょっとずつな」
『うん』
尾「あー、このやりとり懐かしいな。涙出そうやわ」
『なんでやねん』
赤「優がばぶちゃんで安心したわ！」
『24歳や』
大「でも変わってへんくて良かったわ」
『練は...なんや男前や〜！ずるい！』
角「酔っ払いうける」
角名はパシャパシャと写真を撮る。
『おーいー！盗撮や！盗撮！やめーや！』
侑「優くん酒よっわ！」
『治。こいつに超強いの飲ませたれ！』
治「いやや。ツム酔うとめんどいねん」
侑「はぁ！？嘘つけ！」
銀「ってか優くんこんなんでよく1人でイタリア居たね」
酔っぱらってヘラヘラ笑っている一ノ瀬を見て周りは頷く。
『楽しいな〜！写真撮ってSNS上げてええ？』
角「優くん1年に1回しかあげないよね」
銀「しかも内容びびるくらいないやつな」
侑「俺もSNSあげるー！」
9人でとった写真を見て一ノ瀬はニコニコ笑う。
そしておぼつかない手でスマホをタプタプ触る。
尾「今あげるんか！？」
『うん』
赤「信介！内容チェックしたって！」
北「優。見せてみ？」
『はい』
そこには「最高の仲間」という文字。
そして下には写真が添付されている。
北「ええよ」
『投稿！！』
その日のSNSのいいね数は凄まじく、トレンド1位にもなった。
治「かわええな」
角「うん。可愛いね」
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作者名：みる | 作成日時：2023年6月14日 22時
