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村田東vs青道
10-0で青道の勝利。
男「また椎名の登板はなしか」
男「また故障でもしてるのか？」
男「いやでもベンチに居るちっこいのって椎名だろ？」
男たちの視線の先にはイライラした顔をしている椎名。
偵察組も椎名の登板がないため残念な気持ちになるも降谷という投手の収穫があったため情報共有をしている。
亮介「何そんないらついてんの？出れないから？」
『出れないのは...まぁ納得してるんでいいんすけど』
亮介「じゃあ何？」
『周りから小さいって言われるとついイラっと...』
亮介「本当の事なんだから仕方ないだろ？」
『うぐッ』
亮介「丹波とか御幸のそばにいるからそう思われるんだろ？」
『じゃあ亮さんといればいいっすね！』
亮介「なめてんの？」
椎名はニコニコ笑いながら亮介のそばにいる。
そして試合後青道の選手たちは明川vs都神山の試合観戦をすることになった。
『精密機械ね...』
椎名はピッチングを見ながら呟く。
『(正直そこまでびびる投手でもない。ただコントロールはいい)』
『(コース的にも真ん中は苦手なのか？)』
亮介「随分考え込んでんじゃん。びびった？」
『なわけないじゃないっすか！』
伊佐敷「なんだ！てめぇびびってんのか！？」
『俺のがうまいからびびるわけない！』
堂々としている椎名に周りはフッと笑みが出る。
すると結城は席を立ち椎名の頭をわしゃわしゃ撫でる。
結城「信頼してるぞ」
伊佐敷「まぁ、でも...今度の試合は今までみてぇに甘くねーぞ」
『うっす』
明川学園vs都神山 3-0で明川学園の勝利。
夜ミーティングが始まる前に椎名は片岡に呼び出される。
片岡「ここから先はお前に登板してもらう機会が増える」
『はい』
片岡「肩の調子はどうだ？」
『休ませ過ぎて逆におかしくなりそうっすよ』
片岡「少しでも違和感を感じたら言え」
『大丈夫です』
片岡「次から試合前にテーピングをするぞ」
『えぇ！いいっすよ！あれ邪魔ですもん！』
片岡「.....」
『....わかりましたぁ』
高島「テーピングは私がするからちゃんと声をかけるのよ」
『ぐ...了解』
椎名は渋々首を縦に動かす。
片岡「椎名。丹波が戻るまではお前がエースだ」
『はいッ！』
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作者名：みる | 作成日時：2023年4月29日 17時
