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北「大丈夫か？痛いか？」
『大丈夫だけど痛い』
コ「結構抉れとんな」
『血さえ止めればええんですよね？』
コ「そうやけど...これ止まるんか？」
『ガーゼ詰めまくって圧迫してください』
一ノ瀬は真剣な表情で言う。
『めっちゃ圧迫してええんで』
コ「動き鈍くなるで？」
『俺を誰やと思うとるんですか？』
北「世界の一ノ瀬くんやろ？」
『正解♪』
コーチは呆れた顔をするも手際よく一ノ瀬の処置を行う。
侑「優くんいけるん？」
『当たり前や』
治「痛ないの？」
『痛いに決まっとるやろ』
銀「そこは痛ないって言った方がかっこええな！」
『はぁ？お前も同じ目にあってみろや！』
角「わー、痛そう」
『せやから痛い言うとるやろ』
一ノ瀬は軽く屈伸をするも一瞬痛みを堪えた表情をする。
赤「優」
『路成。ちょっとあっためとってくれへん？』
赤「....」
『足引っ張り始めたら引っ込めるよう言うてくれ』
赤「わかった」
一ノ瀬は安心した様に笑いコートに向かって走っていく。
北「優」
『ん？』
北「コートの中に入ったら皆一緒や」
『ははは！大丈夫やって！怪我のせいになんてせん。こんなんかすり傷や』
北「....」
『大丈夫。信介。ありがと』
≪コートには再び北信介が入ります≫
再開してすぐに東峰のサービスエースで烏野に得点が入る。
そして2本目。
『信介！！』
北は東峰のサーブをレシーブし尾白がスパイクを打つ。
烏野も粘り強さを見せ再び東峰のスパイク。
今度は侑がレシーブをし双子速攻をするもタイミングが合わず空振り。
侑「あ！？」
治「ん！？」
『馬鹿野郎がーい！！』
一ノ瀬は前に飛び込みギリギリでボールを拾う。
侑「ナイスフォロー！！」
治「優くんナイス！！」
月「(あの人怪我したんじゃないのかよ)」
鵜「くっそ。やっぱり一ノ瀬か」
武「先程足を負傷していましたが...キレは変わりませんね」
『はっはは！！俺に感謝やな！双子共！！』
角「体力有り余ってんじゃん」
『まだまだこっからや！！』
角「体力お化けだ...でも、優くん」
『ん？』
角「足。無理だけはやめてよね」
『はッ！余裕や！余裕！』
角「(この人は...無茶しかしないからな)」
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作者名：みる | 作成日時：2022年12月5日 21時
