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『お疲れ様でーす、先にあがりまーす』
俺は制服に着替え、荷物を持ち直す。
そして店の裏口を開けるととある人物が立っていた。
『迅さん！お疲れ様です！』
迅「よ！バイトお疲れさん」
俺は迅さんの元まで走っていく。
『珍しいね！迅さんが夜飯行こうって！』
迅「まぁね。可愛い、可愛い少年にご飯を奢るといいことがある」
『迅さんのサイドエフェクトがそう言ってんの？』
迅「正解！」
迅さんはにやりと口角をあげる。
俺は迅さんと一緒にラーメン屋に入り、メニューを見る。
うわぁ...めちゃ腹減ってきた。
迅「真は何食べる？」
『迅さんと同じの』
迅「はいはい。すみませーん」
迅さんは店員を呼び注文をしてくれる。
迅さんは地下室時代からずっとよくしてくれる先輩。
だから好き。
もちろん二宮隊とか米屋、出水、隠岐も大好き。
『で、迅さんなーに？』
迅「ちょっとお願いしたい事があってね」
『珍しい！何！？』
迅「俺の後輩を守ってほしいんだ」
『迅さんの後輩？』
迅「そう」
迅さんはニコニコ笑いながら言う。
でも...俺でいいの？
最近やっとトリオンの調節が出来るようになったばっかりなのに...
迅「トリオンの調節なんていらない。思い切り1.2発ぶち込んでほしい」
『...びっくりした、急な下ネタかと』
そう言うと迅さんは俺の頭をチョップする。
迅「どっちかっていうと真はぶち込まれる方だろ」
『わー！！やめて！想像したくない！』
俺は慌てて耳を塞ぐ。
迅「まぁ、冗談はこのくらいにしてやってくれる？」
『いいよ』
迅「話が早くて助かるよ」
思い切り1.2発ね。
まぁ、なんかあったら迅さんのせいにすればいっか。
迅「あとで詳細言うよ」
『はーい！あ、でも鬼怒田さんに...』
迅「そこは大丈夫。実力派エリートに任せなさい」
『流石！迅さんらぶち！』
俺は指ハートを作り迅さんに見せる。
迅さんは笑いながら俺の頭をガシガシ撫でてくれる。
俺を絶望から救い出してくれた一人。
だからなんだって協力する。
迅さんの後輩ってことは玉狛か。
最近玉狛行ってないし、今度遊びに行ってみようかな。
迅「今度玉狛おいで」
『うん！そうする！迅さんの後輩も見たいし！』
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作者名：みる | 作成日時：2022年7月24日 1時
