70 ページ26
試合当日の朝 レギュラー陣はグラウンドに集まり軽くストレッチをしていた。
伊佐敷「ふぁあ。ねむッ。昨日の監督の球140近くでてたよな」
静紀『もっとじゃないですか？』
伊佐敷「1人で200級近く投げてたしな。それなのに...(昨日のことを思い出し)化け物だよな。あの人。すげぇ実践練習になってたけど」
結城「お礼ならプレーで示せ。そういってたなボールは」
静紀『哲さん本気モードでしたよね！』
亮介「お前は1回びっくりするくらい不細工な打ち方してたよね」
静紀『忘れてください！！今日はしません！！』
3年生の輪に入ってストレッチを行っている新庄。そこへ御幸、倉持、白州、川上などの2年生も歩いてくる。
御幸「また、あいつ先に行きやがったな...」
倉持「ひゃっは！！...ってなんか静紀いつもと違くね？」
御幸「(こいつよく見てんな)緊張してんだろうな。昨日なんか部屋で言ってたわ。試合までには元に戻るだろ。あ！昨日はよく眠れたか？ノリ」
川上「少し」
倉持「おいおい大丈夫か。抑えのエース！大事な場面も任されることも多いし、プレッシャーもかかると思うけど」
御幸「みんなちゃんとわかってるぜ。お前が自分の役目を果たそうと精一杯投げてることも」
川上は御幸の言葉に驚いた表情をする。そこへ『ノリ！』と遠くから大きい声を出している新庄に目を向ける。
御幸「同じ2年で、プレッシャーにも弱いあいつも頑張ってる。それに昨日も部屋で『ノリが頑張ってるから俺も負けない』って意気込んでたぜ」
川上「静紀...」
御幸「あと...沢村の前向きさも見習わねぇとな、ノリ」
川上「あぁ！」
朝の食堂―
御幸「静紀食ってるか？大丈夫か？」
静紀『食べてるよ。お腹いっぱいだよ』
倉持「はぁ？まだ全然だろ」
御幸「んー。まだ緊張するか？」
静紀『そりゃ...。でも大丈夫！打つイメージはついてるよ！」
倉持「(大丈夫そうか)」
御幸「食えるだけ食わねぇとそのイメージも台無しになるぜ」
にやにやしながら言う御幸に『言い方ー』と困ったかをする新庄。
その後坊主になった増子が食堂に来て、さらに監督の一言で青道高校の食堂は笑いに包まれた。
(静紀『おぉ！次は俺の番！』)
(倉持「絶対やめろ！！」)
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 170人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「男主」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
みる(プロフ) - ご指摘ありがとうございます！ (2020年1月8日 22時) (
レス) id: 10a2172696 (このIDを非表示/違反報告)
幸ぴろ - 52話の増子さんの台詞が「あずは１つな…」 になっています。 (2020年1月8日 21時) (レス) id: ba2c8d8630 (このIDを非表示/違反報告)
幸ぴろ - 今、やっと８７話まで見終わりました！ 続きが楽しみです！ (2020年1月6日 23時) (レス) id: ba2c8d8630 (このIDを非表示/違反報告)
みる(プロフ) - コメントありがとうございます！！本当に嬉しいです！！これからも頑張ろうと思います！ (2020年1月6日 19時) (レス) id: 10a2172696 (このIDを非表示/違反報告)
幸ぴろ - 今、三回目を見ている途中です！ 僕この話、すごく気に入ったので、 めっちゃ見ています！ (2020年1月6日 18時) (レス) id: ba2c8d8630 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：にこさん25 | 作成日時：2020年1月3日 9時
