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熱いシャワーを頭から浴びて痛む体を無視してゴシゴシ強く洗った。今頃になって井上に触られた箇所で無数の虫が這っているかのような嫌悪感に襲われたのだ。
浴室を出ると綺麗に畳まれた着替えが置かれていて、それだけでここは俺にとって安全な場所だと告げていた。
リビングに行くとキッチンで何か作っている人物に声を掛けた。
海「お風呂、ありがとう・・・あと・・・」
紫「おう。上がったか。今できるから座って待ってろ」
助けてくれてありがとうと言おうとした言葉を飲み込んで言われたとおりにテーブルの
椅子に座った。
電話の画面を確認もしないで助けを求めた相手は紫耀だった。
考えてみれば今の状況で神が俺に連絡くれるわけもなかったんだ。
ボタンの取れたシャツを羽織っただけの裸足で用具室にいた俺を見て、一瞬息を飲んだようだったが、すぐに全身震えている俺に自分の上衣を着せて、おんぶして車に乗せ、自分の家まで連れてきてくれた。
紫「はい。おまたせ。海人が前絶賛してたホイコーローと中華スープ。・・・何も食べてないんだろう。食えるだけでいいからなんか口にしろ」
温かい湯気が立つ料理を見ているだけで目の前が涙でぼやけてくる。
海「紫耀の手料理、久しぶりだね。なんか、すごく、おいしそう・・・」
紫「おいしそうじゃなくて美味しいの！！なんだってこの平野紫耀が作ってるんだぜ。
まずいわけないだろ。・・・だから・・・泣くな、食べろ・・・」
海「そう、だね、ごめん。・・・いただ、きます。」
泣くなって言われたけど、スープを一口飲んだだけで涙がこぼれて止まらなくなった。
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こあ(プロフ) - nikonnさん» わ、本当ですか……嬉しすぎる、ありがとうございます！私も謎の緊張が！！nikonnさんの書き方好み過ぎて…ぐうじさんの雰囲気とか、、。これからも応援してます！ (2021年6月24日 0時) (
レス) id: f6c76a4ec8 (このIDを非表示/違反報告)
nikonn(プロフ) - こあさん» こあさん！！気付かずにいましたが、こあさんの作品読ませていただいてお気に入り登録しています！！こちらこそファンです(/・ω・)/スター作家さんに読まれていると思うと緊張しますがこれからも頑張ってください(/ω＼) (2021年6月23日 15時) (レス) id: 7317fbc03f (このIDを非表示/違反報告)
nikonn(プロフ) - こあさん» ファン・・・ファン・・・ファン・・・なんて素敵な響きでしょう(/ω＼) 本当に嬉しいです！！励みになりました('◇')ゞ頑張って書き続けます！！ (2021年6月22日 8時) (レス) id: 7317fbc03f (このIDを非表示/違反報告)
こあ(プロフ) - 前作から大ファンです……読むのが遅くなって悔しいですが、本当に好きな作品です。素晴らしかった……泣 (2021年6月22日 0時) (レス) id: f6c76a4ec8 (このIDを非表示/違反報告)
nikonn(プロフ) - aoさん» 前作まで読んで頂きありがとうございますm(_ _)m 私も書きながらニヤニヤしていました！！同じように感じて貰えて幸せです。引き続き頑張っていきます！！ (2021年3月28日 23時) (レス) id: c33941b04c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：nikonn | 作成日時：2020年10月29日 17時
