54** ページ4
紫「う〜わ。やっぱ混んでるな」
少しお昼の時間をずらしたのにも関わらず週末のレストランは家族連れ等で混んでいて
とても入れそうになかった。
こんなことならやっぱり貸し切りにすればよかったな・・・。
海「紫耀がいいなら俺あっちでもいいんだけど」
指さす方を見ると軽食のワゴンがいくつかあって人が並んでいたがここよりはましだろう。
紫「デートならきちんとしたレストランって決めてたのに。いいのか？」
海「女子じゃないんだから気にしないよ。紫耀がいいならだけど」
紫「実は俺、食べてみたかったんだ。」
予定とは違ったが、夜にルームサービスを手配しているからいいとしよう。
並ぼうとした海人を引き留めて自分が行くと伝えて席の確保を頼んだ。
気になる物をいくつか頼んで探すと一つのテーブルから海人が手を振っていた。
紫「良く座れたな。こんなに混んでいるのに」
海「探していたら親切なお姉さん達が譲ってくれた。紫耀こそいっぱい買ったね」
紫「・・・」
きっとその顔のおかげだよ・・・気づいてないみたいだけど。
紫「何がいいか聞かなかったから取り敢えず一個ずつ頼んだ。食べよう」
あんまり食べ物に執着しないから海人と食べれればなんでも良かったのに、食べ始めると
これはこれで意外にうまかった。
紫「初めて食べたけどうまいなぁ・・・うわっ！！」
二人で食べていると急に肩を叩かれて思わず大きな声が出た。少しムッとして振り返る
と意外な人物だった。
「やっぱり紫耀君だ。びっくりさせてごめんね。ワゴンの前で並んでいたから見間違えたかと思った。紫耀君も来るんだね。こんなところに」
３−Ｂ 太田恵 ダンス部の部員で、副部長。ダンス部があるからと外部入試で高等部
からこの学園に入学した。
正直あんまりここで会いたくなかったな・・・
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 223人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ミッケ - 初めまして！nikonnさんの作品全て読ませていただきました！どれも素敵ですが、特にこの作品がすきです！続き楽しみにしています。 (2022年12月2日 14時) (
レス) id: f54074b9cb (このIDを非表示/違反報告)
かいちゃん(プロフ) - 今日初めて作品見させて貰いました続きたのしみにしています (2022年8月20日 1時) (レス) id: d56c846a5a (このIDを非表示/違反報告)
nikonn(プロフ) - 鈴さん» 励ましのコメントありがとうございます｡ﾟ(ﾟ´Д｀ﾟ)ﾟ｡ 頑張って描き続けます！！本当にありがとうm(_ _)m (2021年8月13日 12時) (レス) id: c33941b04c (このIDを非表示/違反報告)
鈴(プロフ) - nikonnさん、ふたりの心中を思い、心焦がしながら読んでいます！続きを楽しみにしています！ (2021年8月13日 12時) (レス) id: 11015432dd (このIDを非表示/違反報告)
nikonn(プロフ) - ひまわりさん» 全然気にしないでください(^O^)/ 続きは多忙の為、もう少しお待ちください、、、頑張ります！！ (2021年7月30日 23時) (レス) id: c33941b04c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：nikonn | 作成日時：2020年9月4日 9時
